イギリスの諜報機関「GCHQ」を舞台に現代のサイバー戦争の脅威をリアルに描くスパイサスペンス・ドラマ『GCHQ:英国サイバー諜報局』より、GCHQ作戦本部長ダニーをシリアスな演技で作り上げているサイモン・ペッグのインタビューが全文初公開された。(フロントロウ編集部)

家族が「GCHQで働いていたのです」と衝撃告白! 「少し汗ばんだ」苦労話も

画像1: 家族が「GCHQで働いていたのです」と衝撃告白! 「少し汗ばんだ」苦労話も

 ドラマ『GCHQ:英国サイバー諜報局』にてGCHQ作戦本部長ダニー役としてシリアスな演技を見せているサイモン・ペッグは、自身が演じる役柄について、「ダニーはGCHQの作戦本部長で、スタッフによって父親のような存在。とても外交的で、スタッフや自分の仕事をとても大切にしています」と語ると、「私はコメディのイメージが強いので、このようなシリアスなドラマの役柄をオファーされたことが光栄でした。実は脚本を読むのが得意ではなく、特に長編は苦手なのですが、この作品は6時間ものなのに1日で読み終え、この役をいただけたことを本当に光栄に思いました」とそのキャラクターの魅力で出演を即決したことを明かす。

 続けて、その分野のエキスパートであり権威あるダニーを演じた苦労と楽しさについて語りながら、「苦労したことは、コンピューターとスクリーンでいっぱいの部屋はとても暑くて少し汗ばんだことかな!」と茶目っ気たっぷりなコメントも。

画像2: 家族が「GCHQで働いていたのです」と衝撃告白! 「少し汗ばんだ」苦労話も

 子どもの頃、GCHQは身近だったと語るサイモンは、「実は叔父が2人GCHQで働いていたのですが、仕事の詳細は教えてもらえなかった。兄は今のGCHQの本部の電気工事を担当していましたが、当然のことながら、そこで何が行われているのかはまったく知る由もありません。このドラマに出演して、サイバー社会について多くのことを学びました。サイバー戦争の脅威が身近になってまだ20年ほどしか経っていませんが、その現状、対応策、そのための準備などを学ぶことができ、本当に勉強になりました」と、実情が計り知れない題材だからこそ、現代の人々がサイバー戦争について学ぶきっかけになるドラマの凄さを力説した。

 「一視聴者としても楽しい作品で、皆さんも魅了される作品だと思います。観ていて汗が噴き出し、首の後ろの毛が逆立つような感覚に陥るのは、登場人物たちが置かれた状況が信じられないほど現実的であり、あり得るものだから。2024年という時代設定でありながら、現実離れしておらず、むしろ現実のように感じられる」と、あまりにリアルな物語にのめり込んだことを打ち明ける。

 普段はコミカルな役柄の多いサイモンが、その物語のあまりのリアルさに驚きを覚えた衝撃のスパイサスペンスは8月5日(土)にBS10 スターチャンネルで第1話先行無料放送となる。

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