“超人”トム・クルーズは一体どんな生活をしている?
昨年、還暦を迎えたトム・クルーズは、週7日働き、主に俳優業とプロデュース業をこなしているが、シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』で挑戦したようなクレイジーなスタントのためのトレーニングにも時間を費やしていると米Fandangoに明かした。
「人生を映画作りに捧げている」と公言するトムは、「俳優として、そして人生において、私はつねに映画を作るためだけに訓練してきました。歌やダンス、バイク、車などさまざまなトレーニングを受けています。プライベートでは、スカイダイビングやスピードフライングが好きです。それらのことを学んで、映画に応用するのも好きです」と言うと、「でも、それが本当に難しいんです。そのためにどうやってトレーニングをすればいいのか?どうやったらそのレベルを保てるのか?どうすればその瞬間にピークに達することができるのか?といった課題を解決する策を見出さなければなりません。たとえば、全力疾走するシーンを撮影するときは、1回走って終わりではありません。1日に50回走ることもあります」と続けた。
なお、トムは過酷なシーンを撮影する前やその後のこともちゃんと考えているそうで、「だから、リカバリーに必要な時間や、その前後にどんなシーンを撮るかも考えなければなりません。映画の中で物事を構成するのがうまくなりました。体の使い方を変えるとか、戦闘(格闘)シーンは避けるとかそういったことです。全力疾走する前に戦いたくありません。どうやって準備するべきか、どうやって回復するかをつねに念頭に置いています」と付け加えた。
トムにかかるプレッシャーは相当なものだと思うが、本人はそれをまったく苦に思っていないそうで、「私は週7日働いていて、この間もプロデュースやあらゆることに取り組んでいます。プレッシャーを楽しんでいると言わざるを得ません。チャレンジすることを楽しんでいます。目が覚めたとき、これを楽しんでいる自分に気づくんです」と語っている。
ちなみに、トムの中では映画の撮影がない=休日なのだそうで、以前、とあるインタビューで休日をどう過ごしているのかと聞かれた際に、「今日は撮影がないので私にとってはこれが休日です」と答えて人々を驚かせたことがある。