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マイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮による大人気シリーズの最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』より、エレーナを演じるドミニク・フィッシュバックのオフィシャル・インタビューが到着した。(フロントロウ編集部)

シリーズ史上最高傑作と話題! 『トランスフォーマー/ビースト覚醒』

 8月4日に日本公開される映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』。6月9日に公開されたアメリカでは初日3日間で約84億4,700万円の興収を稼ぎ出し、週末ランキング1位を獲得し、Rotten Tomatoesではシリーズ最高の観客スコア91%(7月26日時点)を記録しているシリーズ最新作。

画像1: シリーズ史上最高傑作と話題! 『トランスフォーマー/ビースト覚醒』

 本作の舞台は、オプティマスプライム率いるトランスフォーマー達が地球に来て間もない1994年。あらゆる星を丸呑みにして食べ尽くす、規格外サイズの最強・最悪の敵「ユニクロン」が地球を次の標的に動き出すなか、今作で初登場となるゴリラの姿をしたトランスフォーマーのオプティマスプライマル、さらには、ハヤブサ、チーター、サイなどの動物から変形するビースト型トランスフォーマーたちと人間が共闘する。

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注目の若手、ドミニク・フィッシュバックがエレーナ役を語る

画像: ドミニク・フィッシュバック

ドミニク・フィッシュバック

 『トランスフォーマー/ビースト覚醒』で、ミラージュやトランスフォーマーと心を通わせる青年ノア(アンソニー・ラモス)やオートボットと共闘する人間を演じているのが、古代遺物にビーストの手がかりを発見する博物館インターンのエレーナ役のドミニク・フィッシュバック。

 2021年の映画『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』にて各映画賞の助演女優賞にノミネートされ、今年のエミー賞では、ビヨンセの過激ファンを題材にしているというドラマ『キラー・ビー』で主演女優賞にノミネートされている彼女。エレーナ役での存在感のある演技で、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』に深い人間ドラマの魅力をもたらしている。

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エレーナ・ウォレスについて

ドミニク:私はエレーナ・ウォレスを演じています。ブルックリンのビギー(訳注:ノトーリアス・B.I.G.)ファンにここで面白い情報を。ビギーの姓はウォレスです。クリストファー・ウォレスという名前です。ですから、彼女の名前にビギーの要素を少し入れられたことが嬉しかったです。彼女はエレーナ・ウォレスという名前で、博物館で働いています。とても好奇心旺盛です。彼女は少し上司に抑え付けられているようなところがあり、ある彫刻を見たことで人生を自分の手で切り開こうとします。彼女はその彫像に興味を抱き、調査を始めます。そして新しい世界が開き、ノアと出会い、オートボットと出会います。それが始まりです。

撮影中のチャレンジについて

ドミニク:トランスフォーマーたちの大きさはそれぞれ異なり、その違いを大事にしなければなりません。バンブルビーはプライムほど大きくはありません。エアレイザーは空を飛びますし、そのほかにも考慮しなければならないことはたくさんあります。想像するのはそれほど難しくありません。難しいのは、カメラに正しい目線を送ることです。それがとても難しかったです。私はもともと舞台俳優で、モノローグを行うときは大抵1人で話しています。20人のキャラクターを演じる1人芝居では、舞台上にいるのは私1人だけです。ですから、何もないところに向けて芝居をすることは慣れています。難しいのは、カメラが必要とする目線を送ることでした。

画像2: 注目の若手、ドミニク・フィッシュバックがエレーナ役を語る
画像3: 注目の若手、ドミニク・フィッシュバックがエレーナ役を語る

ストーリーにおける感情の重要性について

ドミニク:スティーブン(・ケイプル・ジュニア監督)と話していたとき、私は「人間の必要性と重要性を証明しないと!」という感じでした。大切なのは人間性であり、心や感情です。本来、ロボットであれば、感情を持つことはありません。ではミラージュやエアレイザーが泣くことができなかった場合、どうやってその感情をお客さんは感じることができるのでしょうか?それを得られるのは人間からです。何かを好きになると、さらにそれを愛するようになります。そして人々がこの巨大なロボットたちに何かが起こってほしくないと思うとき…生身の人間である小さな人たちが「ダメ!それはダメ!」と叫ぶのです。それっていいですよね。

ノアとエレーナは全くの赤の他人です。ですから、彼らは本当に信念に基づいて行動しています。とても奇妙な状況で出会った2人は、一緒に命がけで走らなければならない世界に突き落とされ、それぞれが相手を助けるのです。彼らは初めて会う中、関係を築き、助け合い、お互いを信頼するようになるのです。その2人の関係性が好きです。

主要キャストに起用された感想

ドミニク:信じられませんでした!飛び上がって喜びました。夢を見ているかのようで、未だに実感が湧きません。おそらくワールドプレミアへの出席や、実際に映画が公開されてようやくピンと来るのかなというくらい、まだ自分が選ばれたとは信じられない気持ちです。もともと大作の映画に出てみたい、という野心はありましたが、まさか自分が知っているかの有名なバンブルビーやオプティマスプライム相手に、自分がスクリーンの中で一緒にいる場面なんて想像すらしていなかったので、撮影中毎日頬をつねるような気分でした。自分は15歳の頃から本格的に演技を初めて、舞台の仕事をやっていて、そのまま大学まで進学して、演劇をずっと学んできました。なので長年、子どものころから夢を見て、一生懸命頑張ってきたのがようやく報われたなと、誇らしい気持ちにもなりました。私は今も、今までもそうですが、ありとあらゆるジャンルの作品でいろんなタイプの役をやってみたいんです。アートハウス系で批評家からは評価が高いような地味な作品にも出てみたいですし、今作のようないわゆるブロックバスター系の超娯楽大作にも出てみたかったです。私の場合はいきなりブロックバスターから始まってしまいましたけれども、いろんなジャンルの作品に出て、演技の幅を広げていきたいなと思っていたので、本当に願ったり叶ったりで、素晴らしいチャンスを頂けて嬉しく思っています。

画像4: 注目の若手、ドミニク・フィッシュバックがエレーナ役を語る

アンソニー・ラモス(ノア役)との共演について

ドミニク:アンソニーとは以前から付き合いが長くあって元々仲良しなんです。実は一緒に「映画を作ろう」という話を前からしていて、二人で共同で脚本を書いて、「なにかやりたいね」と常にプロジェクトを考えているような仲なんです。ちなみにお互いブルックリン出身ということもあり、生まれ育った環境もすごく近いんです。あとはユーモアのセンスも似通っていて、他の人からすると「なにが面白いの」というところに二人でツボに入ったりして、一緒にいて楽しいです。私の今作の撮影初日は、アンソニーと一緒のシーンだったんですが、あまりにも最初から打ち解けていて、カメラが回っていようがいまいが仲睦まじすぎて、監督からメガホンで「おい!君たちまだ出会ってないし、初めて共感したっていう設定なんだから、ダメだよそんな仲良くしちゃ!」と怒られました。そのくらい完全に打ち解けた雰囲気が伝わっていたようです。なのでそこでお互い我に返って、「そうだよね。僕たち見知らぬ人たちなんだもんね」と反省しました。そのエピソードは思い出すと笑えますね。

声優を務めたミシェル・ヨーについて

ドミニク:残念ながら、撮影が全て終わってから彼女はアフレコをしていたので、チャンスが無くてお会いしていないんです。本当は色々聞きたかったですが。なのでプレミアイベントなどでお会いするのがものすごく楽しみです。まずは開口一番で「アカデミー賞おめでとう!」と言いたくてウズウズしています。女優として彼女から感銘を受けたり、目指すべき点としては、一つは女優としてというよりは彼女のキャリアの道のりで、とにかく諦めない点ですね。彼女も名前も知られないすごい下積み時代が長らくあり、もちろん大ベテランの大先輩ですが、ずっと浮き沈みがあっても自分のやりたい初心を貫いて夢を追い続けて、どんな苦境をも乗り越えて、自分自身を信じて長い間この世界でやってきたという点は、素晴らしいなと思います。私も子役の頃から数えると8歳の頃デビューして、それからずっと映画女優を夢見て今まで突っ走って来たので、そのように自分自身の才能を信じて、夢を諦めずに追い続ける粘りや芯の強さはすごく見習いたい部分だと思っています。個人的な話になってしまいますが、私は決して裕福な家庭ではなかったんです。ですが、小さい頃から演技の道に行きたくて、母にせがんで「そういうことが勉強できるところ無いの?」と聞きましたが、母は「私にはよく分からないし、多分そんな有名な演劇学校なんてとてもじゃないけどお金が払えないから無理だと思うよ」と言われました。なので自力でネット検索して、地元の無料で演技のレッスンが受けられるワークショップのようなところに勝手に参加していました。そのように自らの手で道を切り開いてきたという部分があるので、そういったところはある意味彼女と共通している部分があると思います。こういった大作で、特に大きな役を射止めたとなると、正直私は皆さんからするとあまり知られていない、知名度の低い存在で、突然彗星のごとくどこからともなく現れたと思うかもしれませんが、15歳から本格的に演技を初めて、自分としては役者としてもう何十年もやってきました。話が長くなってしまいましたが、そのように紆余曲折がありながらミシェル・ヨーさんがオスカーを獲得した姿を見ていると、やはり諦めずに頑張れば夢は叶うんだな、と改めて思います。そして「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」の彼女の演技は本当に素晴らしくて、私も大好きな映画ですが、あのように多面的なキャラクターを演じこなせる女優に私もいつかなりたいなと思います。

『トランスフォーマー』が日本の玩具を基にしていることについて

ドミニク:そうなの!?日本のおもちゃが基とは知らなかった!私は実は日本のコンテンツはあまり観たことが無くて知らないのですが、私には17歳の妹がいて、妹が日本のアニメにハマっていて、自分で日本アニメ風のマンガを描いていたり、J-POPも好きみたいで、「自分は最先端を行っていてクールでしょ」と自慢されます。

 『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は東和ピクチャーズ配給で8月4日(金)より全国公開。

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