夢だったという教師を辞めてコストコの従業員になった女性が“人生最良の決断”について語った。(フロントロウ編集部)

教師→コストコの従業員になった女性の話

 アメリカ在住で現在30歳のマギー・パーキンスは、昨年、8年間続けた教師を辞めてコストコの従業員になった。マギーが米Insiderに寄稿したエッセイによると、彼女は子どもの頃から学校の先生になるのが夢で教師の仕事にやりがいを感じていたが、多忙な日々を過ごすうちに燃え尽きてしまい、退職を決断したという。

 転職活動を始めたばかりの頃は、自身の経験を生かせる教育の分野で仕事を探していたというマギーだったが、最終的に教職に就くことはやめて、時給18ドルで求人を出していた地元ワシントン州のコストコで働くことにした。フルタイムではあったものの、当初はコストコで長く働くことは考えていなかったというマギー。しかし、コストコには“出世の道”があることを知り、生涯に渡ってコストコで働く未来が見えたそうで、「社会人になってから、他の仕事を探すのをやめたのはこれが初めてです。 ここにいると安全で快適だと感じます」と語った。また、マギーはTikTokでも自身の経験をシェアしているのだが、「人生でこれほど幸せだったことはない」と明かしている。

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 メンバーシップの受付担当として働き始めたマギーは、レジ担当を経て、現在は企業トレーナーとして働いている。マギーの教師時代の年収は47,000ドルだったが、それよりも50%多く稼いでいるそう。

 ちなみに、日本でも教師の過重労働が問題になっているが、アメリカの学校も同じようで、マギーは「(教師をしていた頃は)呼吸をするたびに、やらなければならないことが増えていきました。委員会のメンバーになったり、問題行動のある生徒の対応を、校外学習の計画を任されたり。ここ数年、多くの教師と話す機会がありましたが、どこの学校も同じです。私たちは勤務時間外に無給の仕事をたくさんしています」とエッセイに綴っている。

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