フランスのリゾート地キャプ・ダグドのテーマパークで、10代の来場者2人がケーブルブランコに乗車中に強風にあおられて地面に落ちる事故が起きて1人が死亡、1人が重体。(フロントロウ編集部)
17歳と19歳の乗客が50メートル超の高さから落下
現地時間8月6日、フランスのキャプ・ダグドのテーマパーク「Luna Park」で事故が起きた。ハーネスでぶらさがった乗客を上昇させるケーブルブランコの作動中に強風が襲い、乗っていた2名が約54メートルの高さから投げ落とされたと現地メディアは報じている。
地元のラファエル・バラン検察官は、 「アドレナリンというアトラクションを利用していた2人が事故の犠牲になりました。17歳の青年が死亡し、19歳の若い女性がモンペリエの病院に緊急搬送されました」とコメント。投げ落とされた2人はアトラクションを支えていた柱に激突したようだが、その時のスピードは時速112キロに達していたのではないかと言われている。
乗っていた17歳の青年はその場で死亡が確認され、病院に運ばれた女性も重体。検察は、強風のなかでアトラクションの乗車中止を決めるべきだったか、機材に不具合があったかといった点を視野に捜査をしているという。
このテーマパークでは、2015年にも若いカップルがパチンコ型の乗り物に乗車していた際に事故が発生。消防隊員に救出されるまで1時間以上も空中にぶら下がったままだったというが、この時は、ひとりは骨折、もうひとりは打撲で済んだ。