Netflixのドラマ『ハートストッパー』でチャーリーを演じるジョー・ロックが、自身のセクシュアリティについて初めて言及した。(フロントロウ編集部)

ジョー・ロックが「12歳のときからゲイであることを公言」と語る

 Netflixのドラマ『HEARTSTOPPER ハートストッパー』(以下『ハートストッパー』)にチャーリー役で出演するジョー・ロックが、同性愛者であることを米Teen Vogueのインタビューで明かした。

 フロントロウでお伝えしたが、昨年、ジョーと『ハートストッパー』で共演するニック役のキット・コナーが、自身のセクシュアリティに関する憶測が異常なまでに加熱していることを受けて、半ば強制的なかたちでカミングアウトするという出来事があった。

画像: ドラマ『ハートストッパー』に出演するジョー・ロック(左)とキット・コナー(右)。

ドラマ『ハートストッパー』に出演するジョー・ロック(左)とキット・コナー(右)。

 キットと同じようにセクシュアリティを詮索されたことがあるジョーは、そのことについて、「僕たちはみんな、彼のことを誇りに思っています。彼がその話題を自分でコントロールしていることを誇りに思っています。彼がやるべきことと向き合い、自分が正しいと思うことをできて本当に良かったです。(この業界では)プライバシーを失うこと、そして、プライバシーを持つ権利を失うことは仕事の一部だという考えがあります。それを、世間の注目を集める次世代の人々が変えられることを願っています。プライバシーは譲れないものだと人々は理解していると思います」と言うと、こう続けた。

 「(自身のセクシュアリティについて)人々は勝手に推測して、あれこれ書きますが、僕はそれを訂正したことはありません。その必要性を感じないからです。(インタビューなどで)自分のセクシュアリティを明言したことは一度もありません。でも、僕は12歳のときからゲイであることを公言しています」

 自分がゲイであることを自認したのがいつなのか正確には思い出せないというジョーだが、誰かに恋愛感情を抱くよりもずっと前、おそらく9歳の時点で自分が進むべき道がわかっていたそう。

 ちなみに、今回、ジョーと一緒にインタビューを受けたキットは、不本意なかたちでカミングアウトすることになったのは「少し残念だった」としたうえで、「それでも僕は幸せでした。もし人々がそこから何かポジティブなものを受け取れるなら、それが誰かのためになるなら、それは素晴らしいことです」と語っている。

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