離婚後にピンク色の洋服でノリノリショット
カナダのジャスティン・トルドー首相が長年の妻である元テレビパーソナリティのソフィー・グレゴワールとの破局を発表した5日後、公式インスタグラムやツイッター(X)にアップした写真が“物議”をかもしている。
トルドー首相はピンクの洋服に身を包んで映画『バービー』を観に行ったようで、映画ポスターの前でツーショットを撮り、「僕らはチーム・バービーだ」とコメント。欧米ではピンク色を着て『バービー』を観に行くのが流行しており、トルドー首相もその流行りに乗ったよう。
しかし一部でこれが、妻と離婚した首相が恋人男性との関係をカミングアウトしたと捉えられることに。右派ジャーナリストのエリック・スプラックレンはツイッター(X)に、「妻に去られてわずか数日。カミングアウトするだろうと思っていたが、ここまで即座に起こるとは思いませんでした」と投稿した。
先に言っておくが、首相と一緒に写っている人は首相の子ども。この写真1枚でカミングアウトと捉えられた理由は、ピンク色の洋服を着ているからのよう。
信じられないことだが、世の中には未だにピンクは異性愛者の男性が着るものではないと捉える人がまだまだ多い。そういう人には目からウロコなのかもしれないが、実はピンクは、茶色や黄色のようにただの色なのだ。“あの人はピンクを着ているからこういう人”というのは“あの人は茶色を着ているからこういう人”というくらい意味不明。
洋服の色ひとつで人の“らしさ”を区別するなんて、社会全体としてやめていかなくてはいけない。