『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でのトム・クルーズのギャラ
ここ日本でも累計興収30億円を突破するなど、世界的なヒットとなっているトム・クルーズ製作&主演の最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』。昨年に公開された同じく製作と主演を務めた『トップガン マーヴェリック』が世界歴代興行収入12位にランクインし、コロナ禍以降の映画産業の復活を象徴する俳優となっただけに、人気シリーズ最新作でのトムの報酬に注目が集まっているが、意外にも、トムにしては“安い”金額だという。
Varietyによれば、トムがシリーズ7作目となった『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作で受け取ったベースとなる報酬は1,200万ドル(約17億2,000万ドル)〜1,400万ドル(約20億1,000万円)。一般的な感覚からすればかなり高額な報酬に聞こえるが、Varietyは大物俳優たちの報酬が過去数十年にわたって2,000万ドル(約28億7,000万円)だったと指摘。複数の米メディアはトムの報酬が安いほうだとしている。
しかしながら、トムのベースとなる報酬が安いのには理由がある。それは、トムの契約には、“映画の初年度の興行収入から取り分を受け取る”という契約が含まれているから。Varietyによれば、多くの俳優も同様に映画の興行収入の一部を受け取る契約を結んでいるものの、それは映画が黒字に転じてからの話だというが、トムの場合は映画が損益分岐点に達する前からその興行収入の一部を受け取れる契約になっているという。
ちなみに、トムは『トップガン マーヴェリック』でも同様の契約を結んでおり、チケットの売り上げや、元々のギャラ、ホームエンタテイメントのレンタル、ストリーミングサービスなどの収入を総合して、1億ドル(約136億円)以上の報酬を受け取ったと言われている。トムにしては“安い”とされる『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のベースの報酬だが、最終的にはかなり高い金額になることが見込まれる。