米モンタナの川で泳いでいた女性3人がカワウソに襲われる事件が発生。ある女性は「親指がズタズタ」になるほど噛まれ、別の女性は耳を損傷した。

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夏の間、水中で子どもと一緒にいる

 米時間8月3日夜8時過ぎに、モンタナのジェファーソン川で泳いでいた女性3人がカワウソに襲われた。重傷を負った女性が、フェイスブックで当時の状況を明かした。

 岸から少し離れた深みのある場所で泳いでいた女性によると、友人のうしろにカワウソが見えたかと思ったら、それを友人に伝えるヒマもなく、カワウソが友人を襲ったという。そして今度は女性自身もカワウソに腕、脚、太もも、足首、耳を噛まれ、「右耳の半分近くを失いました」と告白。また、「友人の親指はズタズタになり、体中に噛まれた跡があります」と明かした。

 最終的に、女性たちは自力で岸に到達。iPhoneの緊急SOS機能を使って通報したとき、女性は血だらけだったという。

 事件を報告したモンタナ野生生物委員会は、「3人の女性はいずれも負傷し(中略)うち1人は重傷だったため、ヘリコプターで病院に搬送されました」とコメント。続けて、「カワウソに襲われることはまれですが、カワウソはとくに近い距離では自分自身と子どもを守るための行動を起こすことがあります。カワウソは4月に出産し、その後、夏の間、水中で子どもと一緒にいるのを見かけることがあります。また、食料資源が乏しいときにはとくに、その資源を守ろうとすることがあります」と説明。

 「レクリエーションに参加する際には、野生動物との距離を保ち、十分なスペースを確保するようアドバイスしています。干ばつが続くと、水位が低くなるため、レクリエーションは水辺に棲む野生動物に近づきます。注意深く距離を保つことは、危険な遭遇を避け、野生動物のストレスを軽減し、動物の健全な行動を促進することに役立ちます。カワウソに襲われた場合は、反撃して水から離れ、医師の手当てを受けてください」と付け加えた。

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