南米のペルーで発見された新種のヘビにハリソン・フォードにちなんだ名前がつけられることに。生き物に自分の名前がつくという名誉にあずかったハリソンだが、自身の名前がつく生き物たちの共通点に関して、どうしても「理解できない」ことがあるよう。(フロントロウ編集部)

新種のヘビにハリソン・フォードにちなんだ名前がつく

 南米のペルーのアンデス山脈で発見された、淡い黄褐色に黒い斑点模様がついた体長16センチほどの新種のヘビに、俳優ハリソン・フォードにちなんで「Tachymenoides harrisonfordi(タキメノイデス・ハリソンフォルディ)」という名前がつけられたことが発表された。

画像: 新種のヘビにハリソン・フォードにちなんだ名前がつく

 新種のヘビに自分にちなんだ名前がつけられるという名誉にあずかったハリソンだが、生き物に彼の名前にちなんだ名前がつけられたのは今回が初めてではなく、これまでにPheidole harrisonfordi(フェイドール・ハリソンフォルディ)というアリや、Calponia harrisonfordi(カルポニア・ハリソンフォルディ)というクモに彼にちなんだ名前がつけられてきた。

 しかしながら、ハリソン本人としては今回新種のヘビに自身にちなんだ名前がつけられたことを「謙遜してしまいます」としながらも、少々“不満”に感じていることがあるという。それは、これまで自身にちなんだ名前がつけられた生き物たちがすべて、子どもたちを怖がらせるような生き物ばかりだということ!

 「科学者たちは生き物に私にちなんだ名前をつけ続けてくれているのですが、いつだって子どもたちを怖がらせるような生き物なんです。理解できませんよ」とジョークまじりに米The Hollywood Reporterに語ったハリソンは、実際の自分は子どもたちを怖がらせるような人ではないとして、次のように続けた。

 「空き時間は刺繍をしていますから。バジルの葉っぱたちが夜に怖い思いをしないようにって、葉っぱたちに子守唄だって歌っているんですよ」。

環境問題に熱心に取り組んできたハリソン

 “本当は優しい”というエピソードを挙げながらジョークを飛ばしたハリソンだが、生物や自然環境の保護活動を行なうコンサベーション・インターナショナル(CI)で副理事長を務めるなど、環境問題などにも熱心に取り組んできた彼は、「真面目な話をすると」と前置きして、次のように声明を寄せた。

ハリソンにちなんだ名前がつけられた新種のヘビ、タキメノイデス・ハリソンフォルディ。

 「野生の世界にはまだ多くの学ぶべきことがあることを思い出させてくれるものです。人類は信じられないほど巨大な生物圏の小さな一部に過ぎないということを。この惑星では、あらゆる運命が関連し合っていて、今この瞬間にも100万もの種が忘れ去られてしまおうとしています。私たちには、自然との壊れてしまった関係を修復し、生命を持続させる場所を保護するという、生存する上での使命があるのです」。

 

 

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