“劣悪な職場環境”を理由に元バックダンサーたちから訴訟を起こされているリゾが、それらの主張が“嘘”であることを裏付ける証拠とするものと共に元バックダンサーたちを訴えた。(フロントロウ編集部)

リゾが元バックダンサーたちを訴える

 セクシャルハラスメントやレイシャルハラスメント(人種的嫌がらせ)、敵対的な職場環境(※)を作り出したとして元バックダンサーの3人から訴訟を起こされているシンガーのリゾが、3人の主張は“虚偽”であることを示すとする写真と共に3人を訴えたことをTMZが伝えた。
※個人やグループに対してハラスメントや差別、いじめなどの不適切な行為が行われている環境。

画像: リゾが元バックダンサーたちを訴える

 リゾは彼女の会社「Big Grrrl Big Touring Inc(以下BGBT)」と共に、ダンサーのアリアナ・デイヴィス、クリスタル・ウィリアムズ、ノエル・ロドリゲスの3人から今月初めに訴訟を起こされており、そのなかには、今年2月にオランダのアムステルダムにあるクラブを訪れたときにリゾからヌードパフォーマーに触れるように圧力をかけられたとする主張も含まれている。

 米TMZは今回、今年3月にリゾが原告の3人を含むクルーと共に、フランスのパリにあるヌードパフォーマンスを行なうエンターテイメント施設を訪れた際に撮影した写真を入手。ここを訪れたのは、リゾらがツアーを行なっていた合間だったといい、トップレスのパフォーマンスを行なう出演者と共に、リゾや原告の3人らが笑顔で楽しそうにしている様子が写真には収められている。

 リゾの弁護士を務めるマーティ・シンガー氏は、この写真がアムステルダムのクラブを訪れた翌月に撮影されたものであることを指摘した上で、原告の3人がバックステージで「楽しそうに盛り上がって」いて、「嬉しそう」にしていたと米TMZに語った。また、3人は訴状のなかで、パリでトップレスのクラブに無理やり連れて行かれたと主張しているが、シンガー氏はこの写真を証拠に、3人は「楽しそうにはしゃいでいた」として、訴えられていることとは矛盾していると主張した。

 また、リゾはこの3人について、パリで一緒にトップレスのパフォーマンスを鑑賞した後で再び自身のチームに合流して、残りのツアーに参加したことも、その主張が虚偽であることを示す証拠だと反論した。

画像: 現地時間8月21日に米ロサンゼルスにて、訴訟を起こされて以来初めて公の場に姿を見せたリゾ。この日に訪れたのはハリウッドにあるスタジオで、新たな音楽に取り組んでいることをファンに示唆した。

現地時間8月21日に米ロサンゼルスにて、訴訟を起こされて以来初めて公の場に姿を見せたリゾ。この日に訪れたのはハリウッドにあるスタジオで、新たな音楽に取り組んでいることをファンに示唆した。

 リゾをめぐっては、3人からの訴訟をきっかけに別の元バックダンサーや元クリエイティブディレクターからも告発が続いたが、一方でリゾは「誰かを不快にさせたり、チームの大切な一員として評価されていないと感じさせたりするのは私の意図ではありません」「私が体重を理由に従業員を批判したり、解雇したりすることは絶対にありません」などと訴えを否定。バックダンサーチームThe Big Grrrls & Big Boiiisもリゾをサポートする声明を出している。

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