落ち目俳優の赤裸々ストーリー『超サイテーなスージーの日常』とは
『超サイテーなスージーの日常』は、元ポップスターで俳優のスージー・ピクルスのスマホからプライベートな写真が流出したことで、彼女の人生がひっくり返るドラマ。仕事も家庭も崖っぷちとなったスージーの道のりを、8つのエピソード(否定、ショック、恐怖、恥、駆け引き、罪悪感、怒り、受け入れ)を通して描く。
ぶっ飛んでいるが深い脚本、ダークなユーモア、そしてスージーを演じるビリー・パイパーのブチギレ演技が高評価され、BAFTA(英国アカデミー賞)では作品賞や主演女優賞などにノミネート。視聴者からは、2019年のエミー賞コメディ部門を総なめにした『Fleabag フリーバッグ』と比較する声が多く、放送したSky Atlanticの2020年第3四半期トップ3に入る視聴数を記録した。
そして本日9月12日(火)よりスターチャンネルEXにて配信が始まったシーズン2(全3話)は、シーズン1よりもぶっ飛んでいて最高だと、先に放送されたイギリスで評されている。
シーズン2では、新たなエージェントと広報に「これまでのイメージを変える絶好のチャンス」と説得されたスージーが、人気リアリティ番組『ダンス・クレイジー』への出場を決意する。しかし予告編での、泣き叫び、疲弊し、ストレスフルに呼吸するスージーを見る限り、今シーズンもスージーは自分のさまざまな嫌な部分と向き合いながらぶっ飛んだ行動を見せそうな予感。
シーズン2はシーズン1超え!Rotten Tomatoes100%の高評価
女性の本音や真の欲求、固定観念に対する不満などを包み隠さず描いたエピソードの数々を、ユーモアをまぶしつつ真正面から描く独特の表現スタイルが異彩を放ち、“ただのコメディではない深みを感じさせる作品”として英・Skyや米・HBO Maxで大ヒットし、批評サイトRotten Tomatoesで驚異の95%の高評価を得たシーズン1。
シーズン2は、本来誰もが心躍るはずのクリスマス時期を舞台に、パニック発作が起こりそうなほどストレス過多な、全3話の“アンチ・クリスマス・ストーリー”となっている。英米での配信・放送終了直後から、各方面で“黒すぎる続編”、“奇妙で哀しく大胆不敵なTVシリーズ”などと評され、シーズン1を超えるRotten Tomatoes 100%を記録したのでお楽しみに。
不倫が発覚し、キャリアも家庭も失ったスージーに起死回生の道はあるのか⁉ 2023年4月に日本国内でも初めて承認された「経口中絶薬」を使用した中絶や、熾烈な親権争いの描写もあり、多くの視聴者にとって共感できるエピソードが多く描かれる。
才能あふれるビリー・パイパーとルーシー・プレブルが再タッグ!
『超サイテーなスージーの日常』は、ビリー・パイパーとルーシー・プレブルが作り出したドラマ。主演のビリー・パイパーは、主人公スージーと同じく15歳でポップ歌手としてデビュー。1998年にリリースしたデビューシングルはUKチャート第1位の最年少記録を作った。その後俳優に転向し、英・最長寿SFドラマ『ドクター・フー』のヒロイン、ローズ役を演じたことで俳優としても一躍人気に。
舞台でも活躍し、イギリスに存在する舞台関連の賞レース6つ全てで主演女優賞を獲得した唯一の人物である。本作では自らの経歴とよく似たキャラクターを演じており(※セルフパロディではない)、人生の全てを他人によって定義され、30代半ばになりようやく自分自身をどう定義するかを考え始めるという主人公スージーの感情の変遷を見事に表す演技が評価され、シーズン1、2続けて英国アカデミー賞(BAFTA)主演女優賞にノミネートされた。
一方、共同クリエーターのルーシー・プレブルは、エミー賞作品賞や脚本賞をはじめ多数の賞を受賞し、先日遂に最終シーズンが終了した『キング・オブ・メディア』を手掛けてきた。
本作はそんな2人が、エンタメ業界で働く女性が感じるジレンマや女性として母としてともに経験してきたことを盛り込み、シーズン2ではメンタルヘルスの問題にまで切り込んだ、今までTVで見たことがないリアルなドラマ。
さらに、ビョークやカイリー・ミノーグ、フローレンス&ザ・マシーンら名だたるアーティストたちのMVを撮ってきたドーン・シャドフォースがシーズン2全エピソードの監督を務めており、スージーが魅せるキレキレのダンスシーンの臨場感も素晴らしいクオリティに仕上がっている。
『超サイテーなスージーの日常 シーズン2』(全3話)は、2023年9月12日(火)よりAmazon Prime Video チャンネルである「スターチャンネルEX」にて独占初配信中。あわせて「BS10 スターチャンネル」でも10月10日(火)より放送が開始。シーズン2配信を記念し、シーズン1も9月26日より一挙放送(※9月26日は第1話無料放送)が決まっている。