マルチな美容効果が期待できる注目の美容成分「ナイアシンアミド」。なにかと話題の美容成分だけれど、レチノールやビタミンCなどと併用して使うことはできるのだろうか?ナイアシンアミドの正しい取り入れ方を海外の皮膚科医が紹介した。(フロントロウ編集部)

そもそも、ナイアシンアミドとは?

 「ナイアシンアミド」とは、ビタミンB3と呼ばれるビタミンB群の一種。角質層のバリア機能をサポートする働きを持っており、肌荒れの予防、美白、シワ改善などマルチな美容効果が期待できる、いま最も注目を集める美容成分。

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 米ニューヨーク市に拠点を置く皮膚科専門医のミシェル・ヘンリー医師は、「(ナイアシンアミドは)肌の保湿に役立つほか、肌のバリア機能を強化し炎症を軽減することにも貢献します」と米L'oreal Paris USAで説明。また、水に溶けやすい水溶性の性質を持つため、美容液、保湿剤、クレンジングなどさまざまなスキンケア製品に含まれているとも明かした。

 そんなマルチな美容効果が期待できるナイアシンアミドだけれど、「レチノール」や「ビタミンC」といったほかの美容成分と併用することは可能なのだろうか?

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 結論から言うと、答えはイエス。

 ヘンリー医師は、「ナイアシンアミドは、セラミドなどの成分と同じように、ほかの美容成分と非常によく合います」と発言。ほかのスキンケア成分と組み合わせることで、より高い相乗効果が期待できるという。どの美容成分と組み合わせるのがベストなのか、それぞれの働きや役割を海外の専門家たちが詳しく解説した。

ナイアシンアミド+ヒアルロン酸

 ヘンリー医師によると、水分を保持する働きを持つ「ヒアルロン酸」は、同じく保湿効果の高い「ナイアシンアミド」と相性抜群。とくに乾燥肌にオススメの組み合わせで、一緒に使うことで、乾燥した肌の水分を回復させ、皮脂と水分のバランスを整えてくれるそう。

画像: ナイアシンアミド+ヒアルロン酸

ナイアシンアミド+レチノール

 ビタミンAの一種である「レチノール」は、気になるエイジングサインにパワフルに働きかけてくれる反面、肌への負担を大きく感じることも…。そんなときは「ナイアシンアミド」と併用して使うのがオススメ。ヘンリー医師いわく、ナイアシンアミドと一緒に使うことで、レチノール特有の刺激を緩和することができるそう。

画像: ナイアシンアミド+レチノール

 とはいえ、すべての人にとって低刺激とは限らないそうで、「すこしでも肌に刺激を感じたら、すぐに皮膚科医に相談してください」と忠告した。

ナイアシンアミド+ビタミンC

 米シカゴに拠点を置く皮膚科専門医のエミリー・アーチ医師によると、「ビタミンC」と「ナイアシンアミド」は、とくに肌荒れに悩んでいる人や、肌に透明感を与えたい人にピッタリの組み合わせ。

画像: ナイアシンアミド+ビタミンC

 アーチ医師は、「これら2つの成分の利点の多さと、それらの利点の補完的な性質を考えると、これらは強力な組み合わせと言えます」と米Byrdieでコメント。ただし、ビタミンCが酸化した状態で併用すると効果が半減する恐れがあるため、「どのビタミンC製品を選ぶにしても、必ず日光や熱に当たらないようにしてください」とアドバイスした。

 ナイアシンアミドは、ほかの美容成分と組み合わせることでより高い相乗効果が期待できるので、専門家の意見を参考に、自分の肌悩みに合った組み合わせを見つけてみて。

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