テイラー・スウィフトがインスタグラムで2億3,200万人のフォロワーに向けて有権者登録を呼びかけた結果、アメリカの有権者登録サイトVote.orgでもの凄いことが起きた。(フロントロウ編集部)

テイラー効果もあり、有権者登録が2021年比で849%増加

 米時間9月19日の米有権者登録デーにちなんで、テイラー・スウィフトがインスタグラムに投稿した直筆メッセージで、有権者登録をするようアメリカのファンに呼びかけた。

 「有権者登録はお済みですか? 最近の私は、アメリカでのショーで皆さんに会えて本当に幸運です。皆さんが声を張り上げるのを聞いて、それがどれほど力強いものかを味わえました。今年の選挙でも皆さんのその声の力を発揮してくださいね! 有権者登録を2分以内にVOTE.ORGから行なってください」

画像: アメリカのファンに有権者登録を呼びかけたテイラー・スウィフトの投稿。©Taylor Swift/Instagram

アメリカのファンに有権者登録を呼びかけたテイラー・スウィフトの投稿。©Taylor Swift/Instagram

 Vote.orgのコミュニケーション・ディレクターであるニック・モロー氏がX(旧ツイッター)で明かしたところによると、テイラーのこの呼びかけ後、30分ごとに平均1万3,000人のユーザーが同サイトを訪問。モロー氏は、テイラーが自分に対する世間でのネガティブな批評をネタにしたアルバム『レピュテーション』にかけて、「裏で操っているという彼女のレピュテーションは当然のことのようですね」と等億した。

 その後、Vote.orgの最高経営責任者アンドレア・ヘイリーは、サイト閲覧数が140万を超え、3万5千人以上の有権者登録があったことをXで報告。登録数は2021年比で849%増加し、18歳の登録数は2022年比で115%増加したそうで、「一緒に民主主義を輝かせるのです!」とテイラーに感謝した。

 アメリカでは大統領選がある2024年には、新たに有権者となる若者が800万人もいる。国の未来を決める選挙には、国の未来である若者の声がなるべく多く反映されることが重要。そんななか、テイラーのような著名人が自身の影響力をこのような社会貢献に使うことは素晴らしいこと。

 テイラーはアメリカにおける主要な政治的瞬間に関与していないという批判を受けていた時代もあったが、2018年に初めてそうした政治的沈黙を破り、民主党候補への支持を表明。それ以来、若者に政治参加を促す発言や、人権を無視するような議員に投票しないよう呼びかける発言を積極的にしている。

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