ロックバンド、クイーンのギタリストでありながら、天文物理学の博士号を持つブライアン・メイが、NASAの小惑星サンプルを地球に持ち帰るプロジェクトのチームの一員として活躍。(フロントロウ編集部)

音楽と研究、二足のわらじ生活を送っていたメイ

 ブライアン・メイクイーンを結成したのは大学院在学中の1971年。「芸術家と科学者に同時になることはできない」と言う父親と当時何度も衝突したというメイだが、クイーンのメンバーとして活動しつつも、天文学への興味を失うことなかった。実は、過去にはJAXAの「はやぶさ2」プロジェクトに協力したこともある。

 そんなメイが、今回も天文物理学者としてNASAの『OSIRIS-REx』プロジェクトに参加。7年前に打ち上げられた宇宙船『OSIRIS-REx』が4.5億年以上前の小惑星Benu(ベヌ)からサンプルを収集したあと、ユタ州への帰還した際、メイは『OSIRIS-REx』の安全な着陸地点を特定し、無事にサンプルを収集するNASAの重要なミッションの一員だった。

 76歳にしてギタリストではなく天文物理学者として活躍したメイは、NASA TVで放送された映像で「NASAの皆さん、宇宙ファン、小惑星愛好家の皆さん、私はおそらくクイーンのブライアン・メイとして知られていますが、『OSIRIS-Rex』のチームメンバーであることを非常に誇りに思っています」と語った。

 また、地球に帰還した宇宙船からサンプルを取り出す重要な瞬間に、クイーンのツアーリハーサル中でチームと一緒にいることが出来なかったメイは、「この貴重なサンプルが回収される瞬間、私の心は皆さんと一緒です。サンプル回収おめでとうございます。そして、このミッションに一生懸命に取り組んできたすべての人々、特に私の親友でありプロジェクトのミッションリーダーであるダンテ・ローレッタ氏に、おめでとうと心から伝えさせていただきます。皆さんに祝福がありますように」と付け加えた。

 ユタ州でサンプルカプセルを降ろしたあと、宇宙船『OSIRIS-Rex』は異なる小惑星Apophis(アポフィス)を研究するために旅を続けているという。次回この小惑星が地球に帰還する際にもまたメイが活躍することができるかもしれない。

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