フードデリバリーサービスで211回も不正なオーダーをした女性に裁判所が判決を下した。

100%信頼出来る相手でない限り、他人に自分のカード情報を教えてはいけない

 英時間9月21日、イギリスのノーフォーク州デアハム出身の24歳女性は虚偽記載による14件の詐欺罪で有罪を認めた。

 この女性は、自宅を訪問した知人の男性とウーバーイーツのデリバリーを使うことになり、その時、食事代を支払うためという名目で、男性のカード情報を聞き出したという。その時はそれで支払いを済ませたが、女性はその男性の支払い情報をアプリにそのまま保存。

 その後の約5ヵ月で数百件のデリバリーを注文し、最終的に5,772.80 ポンド(約105万円)の注文をしたという。2022年にNinja Kitchen UKが発表したデータでは、最も物価が高い首都ロンドンに暮らす人がフードデリバリーに使用する金額は年間で2,600ポンド。女性は半年弱でその2倍を使ったため、他人のお金なのをいいことに豪遊していたのだろう。

 今回の件に関し、女性は被害者のカード情報を故意に使ったわけではなく気づかなかったと無実を主張したが、裁判所は彼女の主張を認めず、20日間のリハビリ活動、12ヵ月のメンタルヘルス治療プログラム受講と、被害者に5,772.80ポンドの賠償金を支払うことを命じた。

 ちなみに裁判所が支払いを命じた賠償金の金額の5,772.80ポンド(約105万円)というのは、被害者のカードに請求された金額と同じ額。自分が飲み食いした分は自分で支払いましょうということだ。

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