ディズニー映画『リトル・マーメイド』で主人公のアリエルを演じ、俳優/シンガーとして活動するハリー・ベイリーが、舞台芸術界の若い黒人女性たちをサポートするための奨学金「エンジェル・スカラーシップ」を設立したことを発表した。(フロントロウ編集部)

ハリー・ベイリーが若い黒人女性たちをサポート

 ディズニー映画『リトル・マーメイド』で主人公のアリエル役に抜擢され、8月にはソロデビューシングルとなる「Angel」をリリースした俳優でシンガーのハリー・ベイリーが、最新シングルにちなんだ奨学金「エンジェル・スカラーシップ」を設立したことを発表した。

画像: ハリー・ベイリーが若い黒人女性たちをサポート

 この奨学金は、舞台芸術を学ぶことを志す若い黒人女性たちをサポートするためのもので、ハリーは先日、「舞台芸術の世界における若い黒人女性たちを支援するための『エンジェル・スカラーシップ』の設立を発表できることをとても嬉しく思っています」と、奨学金を設立したことをインスタグラムで発表して、「『Angel』をサポートして、素晴らしい若い女性たちの夢を叶える手伝いをしてくれてありがとう」と述べていた。

 そして今回、2023年度の受賞者として4人の女性に1万ドル(約150万円)の奨学金が贈られることも発表されている。

 ハリーは「エンジェル・スカラーシップ」について、次のようにコメントしている。「黒人女性たちをエンパワーするために書いた最新曲『Angel』の一環として、私はこの奨学金を設立したかった。これは、私たちは美しくて、自分の頭や心が決めたことは何だってできるということを、私たち全員に伝えるためのリマインダーです」。

 ハリーがリリースに際して「ブラウンやブラックの女の子たちやみんなにも、この楽曲の言葉を聴いて、受け入れられ、尊重され、励まされているように感じてもらえたら嬉しいです」とコメントしていた最新シングル「Angel」は、一人一人が美しい「天使(angel)」であるというメッセージが歌われた楽曲となっていて、歌詞では次のように歌われる。

 「ブラック・ガールのヘアを持つブラック・ガール/こう見えるために太陽が少しキスをしてくれた/神様が送り込んだ あなたは天使/天があなたの光をまとう/天は知っている あなたが天使だって」。

 力強いメッセージで多くの人たちをエンパワーしてきたハリーだったが、奨学金の設立を通して、今後は経済面でも自身と同じ若い黒人女性たちをサポートしていく。

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