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子どもの電子機器ルール破り、厳しく対応したら警察沙汰に
アラチュア郡の保安官事務所によると、9月20日の午後11時半ごろに10歳と11歳の子ども2人が行方不明であることと車の盗難に関する通報が母親からあったあと、翌日の午前4時前に警察が州間高速道路75号線を走行中のクルマを発見。
母親からの通報があったため「危険な取り締まりを行なった」という保安官事務所は、降りて来たドライバーにびっくり。10歳の少年だったのだ。そして同乗者として、11歳の姉も降りて来た。さすがの警察も、これについては「驚くこと」だったとしている。
子どもたちが確保された場所は、自宅があるノースポートから実に300キロ以上離れたところ。子どもたちが母親のクルマを奪った何者かに誘拐された心配もあったが、実はクルマを盗んだのは子どもたち。母親が「電子機器」を「適切に使用しなかった」として取り上げたことに腹を立てて家出したのだそう。
あまりに突飛な行動であるため、何らかの“緊急性”があったのかという疑いも生まれそうだが、保安官事務所は母親と子どもたちから話を聞き、虐待の可能性については「考えられない」と結論付けている。母親は2人の子どもを育てるために「最善を尽くしていることが明らか」であることが見て取れたそう。電子機器バトルでここまで発展するとは、おつかれさまですと声をかけたくなる。
今回子ども達は車の盗難と無免許運転という罪を犯してしまったが、車の盗難については母親が刑事責任を追及しないことを選択したため、処罰は軽いもので済みそうだという。「この犯罪は交通違反であり、子どもたちは軽微な交通違反で少年司法局に引き渡されることはない」とアラチュア郡保安官事務所は説明した。