自宅の庭のハロウィンの飾り付けを“撤去してほしい”とご近所さんに言われた女性の対応が反響を呼んでいる。(フロントロウ編集部)

ハロウィンの飾り付けを撤去してほしいと隣人に言われる

 サウスカロライナ州在住のサラ・ウェブという女性が、自宅の庭のハロウィンの飾り付けを“撤去してほしい”とご近所さんから言われたことをTikTokで明かした。

 米Insiderの取材に応じたサラの話によると、ある日、道路を挟んで向かいに住んでいる高齢夫婦の息子が彼女のもとを訪ねてきて、父親が肺がんと診断されたことを知らされたという。その息子は続けてサラの家のハロウィンのデコレーションについて話を始めたといい、そのときは「父親ががんと診断されたことと、ハロウィンの飾り付けに一体何が関係あるのだろうか?」と思ったというサラだが、話を聞いているうちに「彼は死と向き合っているんだ」とふと気づいたそう。

 男性の父親は自宅のガレージで過ごすことが多く、サラの自宅の庭が真正面に見えることから、具体的に「棺」を飾るのをやめてほしいと男性からお願いされたサラは、ご近所さんのトラウマを少しでも和らげてあげたいと思い、彼の頼みを聞くことにした。

 サラと高齢夫婦は特別親しいというほどでもないが友好的な関係を築いていたそうで、過去に彼女の庭で取れた野菜と、夫妻の孫たちのおもちゃを交換したこともあった。高齢夫婦の息子と話をしたあとすぐに棺を庭から撤去したサラは、その翌日、頼まれたわけではないが墓石も撤去することにした。

 ちなみに、サラの親切な行いは反響を呼び、高齢夫婦の息子とのやりとりが記録された防犯カメラの映像はTikTokで1週間で120万回閲覧され、「これこそご近所同士でやるべきことだ。優しさにお金はかからない」「彼(※高齢夫婦の息子)の説明はとても心のこもったものだった。それに同じように答えてあげたあなたは優しい」といったコメントが寄せられた。

 

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