心臓にLVAD(左心補助人工心臓)を植え込んだ女性が自身のメディカル・ジャーニーを公開。

重篤な心不全を発症して心臓移植を待つ女性

 「こんにちわ。私はソフィアです。私は文字通り、バッテリーで動いています。あと、私には脈がありません。私は脈がない人間なんです」

 TikTokでそう明かしたのは、米ボストン在住の30歳の女性。心臓にLVAD(左心補助人工心臓)を植え込む手術を2022年11月に受けた女性は、2023年7月より、自身のストーリーをTikTokにアップするようになった。

 7月19日の投稿で、ソフィアは「私は脈がない人間なんです。本当です。私はLVADという装置を使っていて、これが心臓の左側を動かしてくれています。昨年の11月に開胸手術を受けて、心臓を抱きしめるような形でこの装置を移植してもらいました。この装置はコントローラーとバッテリーで動いています。私は末期の心不全で、今は心臓移植を待っています。私のストーリーを皆さんと共有して行きたいと思います」とコメント。

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 この動画は100万回以上再生され、ソフィアはその後も、バッテリーの連続使用時間は16時間ほどであること、就寝時はコンセント形式に変えて停電があったら大音量のアラームがなるなど、解説動画を投稿。また、警告アラームが鳴っているのに保険システムの不具合のせいで必要な薬の処方を拒否されるなど、日々のトラブルも公開している。

 ソフィアがPeopleに明かしたところによると、彼女の体に異変が起きたのは昨年の夏ごろ。牧場で働いていたときに、突然全身の痛みと倦怠感に襲われたそう。病院に向かう道すがら、運転しているだけなのに息切れが。ソフィアには病院で働く双子の妹がいたため、その病院に向かったという。

 検査を受けたところ、女性は重篤な心不全を発症しており、心臓移植が必要な状態であることが分かった。医師からは、遺伝疾患による拡張型心筋症と宣告され、心臓移植が必要なこと、また、ドナーが見つかるまでLVADを心臓に植え込むための開腹手術も受ける必要があると告げられた。実は女性の妹も、約7年前に同じ心疾患を発症。妹の場合はLVAD装着後、すぐにドナーが見つかって心臓移植手術を受けた。

 「妹もLVADを着けて生活していたし、そんなに怖くはありませんでした。手術の時も、ワクワクしたのと同時に安心感もありました。私の心臓は15%しか動いておらず、常に死と隣り合わせでしたから」とソフィア。

 ソフィアがLVADを植え込む手術を受けてから間もなく1年。ソフィアは今後も @AHeartForSofiaHart で自身の生活を公開していくという。

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