メイクのプロが頼る魔法のメイクツール
ファンデーションなどを使ったベースメイクで気になるのが、ムラや厚塗り感。ムラなくキレイに塗ろうとするとかえって厚塗りになってしまうなど、一筋縄ではいかない。
そんなベースメイクのジレンマを解消するには、優秀なコスメだけでなくツールも欠かせない。
では一体どんなツールをゲットすればいいのか、メイクのプロたちがこぞってオススメするのは「カブキブラシ」。
カブキブラシとは、毛先がドーム状にカットされたメイクブラシのこと。持ち手の部分は短く、毛量が多く密集しているのも大きな特徴。日本の伝統芸能である歌舞伎のメイクで使われるブラシから着想を得ており、現在は日本のみならず海外のコスメブランドからも多く展開されている。
メイクのプロがカブキブラシを支持するワケ
多くのメイクアップアーティストがカブキブラシを勧めるのは、均一で美しいベースメイクが誰でもつくれるツールだから。
メイクアップアーティストのデビッド・ラッツァーノは、「日本の舞台メイクで重宝されてきたカブキブラシは、ベースメイクを誰でも簡単に滑らかに仕上げられる優秀なアイテムです」と米Allureで説明。ムラができず、均一でシームレスな仕上がりがかなうのだという。
さらにカブキブラシは、どんなベースメイクコスメにも使えるというメリットも。粉含みのよいカブキブラシはパウダーファンデやルースパウダーなどに適したアイテムというイメージがあるが、じつはリキッドやバーム、クリームなどさまざまなファンデーションに使用できる。
海外のコスメ専門店セフォラ(Sephora)のビューティーディレクターも務めるメイクアップアーティストのヘレン・フィリップスは、「カブキブラシは、肌にのせたベースメイクコスメをキレイにブレンドするのに最適です。リキッドファンデなどのファンデーションをのせ、その後なじませるためにカブキブラシを使うと、エアブラシで仕上げたような美しい仕上がりになります」と米Byrdieで説明。
カブキブラシでキレイにブレンドさせるコツは、くるくると円を描くようにブラシを滑らせること。メイクアップアーティストのサラ・カジャは、「丸い円を描くようにファンデーションやBBクリームを塗り込むと、厚塗り感もムラもない完璧なベースメイクが完成します」と明かした。
海外のメイクアップアーティストたちが頼りにするカブキブラシ。日本でもさまざまなブランドから販売されているのでぜひチェックしてみて。