つくり置きを成功させる3つのコツ
休日などにまとめて食事を準備し、冷蔵庫や冷凍庫に眠らせておく“つくり置き術”は、忙しい日々の負担を大幅に軽くしてくれる。
![画像: つくり置きを成功させる3つのコツ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2023/11/09/ed64e7aa2064cbfdbcc222dbd97c0d4cc07e932e_xlarge.jpg)
海外でつくり置きは「ミール・プレップ(Meal Prep)」と呼ばれ、SNSなどでも大人気。とくにここ数年欧米では、栄養バランスを考えて食事計画を立てたいボディメイク好きの間でミール・プレップがブームとなっている。
このようにつくり置きには、日々の時短や健康的な食生活を目指しやすいといったメリットがたくさんある一方で、継続が難しかったり効率よく準備するのにコツが必要だったりといった難点も。
そこで初心者でも失敗しない、つくり置きを成功させる3つの極意をご紹介。
優秀な容器に投資する
つくり置きに欠かせないのが、保存容器。ガラスやプラスチック、ホーローなどさまざまな素材の保存容器やジッパーバッグなどの保存袋があるが、多くの専門家が勧めるのは耐熱ガラス製の保存容器。
![画像: 優秀な容器に投資する](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2023/11/09/9fd2bd6efb94cc083362765898c581c699deb35e_xlarge.jpg)
管理栄養士のサマンサ・カセッティ氏は、「気密性の高い耐熱ガラス容器は、鮮度を長期間保ちやすく、ニオイが移りにくいのが特徴です」と米Selfで話し、そのまま冷凍、冷蔵での保存や電子レンジでの加熱もできるので、洗い物が増える心配もないと説明。
さらにヌメリ汚れなどもつきにくく、容器自体も劣化しにくいため、結果的に長く使うことができるのだという。ちなみに1食分として複数のメニューを同じ容器に詰めたい場合は、仕切りがついた耐熱ガラス容器を選ぶのがいいそう。
2~3日分をつくり置き
初心者ならとくに心がけたい極意が、まとめてつくり置きする食事の量を3日程度分に留めること。
![画像: 2~3日分をつくり置き](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2023/11/09/03a76ecafacc95d4a6a7c57dcc8e2e3358c5ba0d_xlarge.jpg)
管理栄養士のドーン・ジャクソン・ブラトナー氏は、「つくり置きはモチベーションの維持が大変です」と米Shapeで話し、1週間分などの大量の食事を一気につくり置きするのは大変なため、続かないことが多いのだと説明。3日程度というのはあくまで目安ではあるが、とにかく自分が続けやすい無理のない範囲で取り入れるのがベストなのだとか。
また1週間分などの大量のつくり置きは、モチベーションのキープが難しいだけでなく、買い物の際の買いすぎや買い忘れといった失敗も起こりやすいため、とくに要領をつかむまでは可能な日数分から取り入れるのがいいという。
余った食材は調理せずに冷凍保存
つくり置きのために計画的に食材をゲットしても、少なからず使い切れず余ってくる食材もでてくるもの。そんなときには無理に調理せず、そのままの形か下処理だけをして冷凍保存するのがいいのだとか。
![画像: 余った食材は調理せずに冷凍保存](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2023/11/09/4636e9822d21a57493a9717d366fa4fbcf48e241_xlarge.jpg)
カセッティ氏は、「余った肉や野菜などの食材をもっとも効率よく使い切るには、ひとまず冷凍保存しておくのがいいと思います」と説明。忘れないようにメモなどを残し、ジッパーバッグに入れて冷凍するようアドバイス。
そして次のつくり置きのタイミングでその食材を使ったメニューを取り入れることで、無駄なく使い切ることができるそう。冷凍保存で長持ちさせるためのコツは、食材によって異なるため、必ず一度調べてみることも大事だと明かした。
専門家が教える、失敗しないつくり置きの極意。つくり置きをするときにはぜひ参考にしてみて。