石油も水も尽きかけた世界。愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元警官マックス(トム・ハーディ)と、資源を独占し恐怖と暴力で民衆を支配するイモータン・ジョーに反逆を企てるフュリオサ(シャーリーズ・セロン)の自由への逃走劇を描いた2015年の大ヒット作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。
第88回米アカデミー賞ではアクション作品としては異例のアカデミー賞作品賞候補となり、最多10部門にノミネート・6部門を受賞した本作でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサの新たな物語が明かされる『マッドマックス:フュリオサ』(原題:FURIOSA: A MAD MAX SAGA)が2024年に公開されることが決定し、 US 版予告&ビジュアル&タイトルが解禁となった。
シャーリーズ・セロンからフュリオサを引き継いだのは、『クイーンズ・ギャンビット』のアニャ・テイラー=ジョイ。繊細で痛みを抱えるキャラクターを力強い目と優美なルックスでパワフルな人間らしいキャラクターに昇華する演技力を持ち合わせ、今年大ヒットした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のピーチ姫の吹き替えも担当するなど、今ハリウッドの最旬な俳優だ。
共演には『アベンジャーズ』シリーズで日本でも大人気のクリス・ヘムズワース。監督は 1979 年に公開された『マッドマックス』から『マッドマックス 怒りのデス・ロード』までの 4 作品の創始者であり、国内外の多くのクリエイターや作品に影響を与えた、『マッドマックス』サーガの偉大なる巨匠ジョージ・ミラー。
舞台となるのは、世界の崩壊から45年後の世界。家族から引き離された若きフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)の、人生を懸けて故郷へと帰ろうとする“修羅の道”が描かれる。彼女はウォーロード・ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカーの大群の手に落ち、荒地で戦いに明け暮れる男達と行動を共にしていくうちに、城塞都市に君臨するイモータン・ジョーと出くわすのだった。
数々のアクションシーンには、イモータン・ジョーに馴染みの改造車や彼を神のように崇拝する私設軍隊のウォーボーイズが映し出され、そして、ディメンタス将軍とイモータン・ジョーの水、緑、石油…土地の覇権を巡る争いから、フュリオサの数々の試練と故郷への道を探す姿が描かれていく。
予告編で、「私はフュリオサ」と叫ぶ彼女に「問題はお前が歴史に名を残せるのかだ」とディメンタス将軍が語りかける。
今作に関して、監督のジョージ・ミラーが「『怒りのデス・ロード』は3日2晩の出来事でロードムービーでしたが、この映画は15年にわたるフュリオサの物語だ」と話しているように、予告編の最後には、バズカット姿の成長したフュリオサが披露される。
映画『マッドマックス:フュリオサ』は2024年全国公開。