大ヒット映画『バービー』で主演兼プロデューサーを務めたマーゴット・ロビーが、同日に公開された映画『オッペンハイマー』のプロデューサーから連絡があり、『バービー』の公開日を「ずらしてほしい」と言われたことを明かした。(フロントロウ編集部)

マーゴット・ロビーが『バービー』公開の裏側を明かす

 映画『バービー』で主演兼プロデューサーを務めたマーゴット・ロビーが、アメリカでの公開日が同じ7月21日だった映画『オッペンハイマー』のプロデューサーから連絡があり、『バービー』の公開日を「ずらしてほしい」と言われたことを米Varietyに明かした。

 VarietyのActors on Actorsという企画で『オッペンハイマー』の主演俳優キリアン・マーフィーと対談を行なったマーゴットは、「(『オッペンハイマー』の)プロデューサーの1人であるチャールズ・ローヴェンが私に電話してきました。彼とは他のプロジェクトで一緒に仕事をしたことがあったので」と言うと、こう続けた。

 「彼から『公開日をずらしたほうがいいと思うよ』と言われたので、『公開日を変えるつもりはない。私たちと対峙するのが怖いなら、あなたたちが公開日をずらしたら?』と言いました。すると彼が『私たちも公開日は動かさない。君たちがずらすほうがいいんじゃない』と言うので、私も『私たちはここから動かない!』と言い返しました」

画像: マーゴット・ロビー(左)とキリアン・マーフィー(右)。

マーゴット・ロビー(左)とキリアン・マーフィー(右)。

 結局、両者とも譲らす、『バービー』と『オッペンハイマー』は同じ日に公開されたが、それにより“夏の超大作を両方とも見に行こう”というムーブメントが巻き起こり、作品名をかけ合わせた『バーベンハイマー』なる言葉も誕生した。

 このムーブメントは仕組まれたものではなく、自然に巻き起こったものだったが、マーゴットは『バービー』の公開日をずらしたくなかったのは、『バービー』と『オッペンハイマー』が「素晴らしい組み合わせ」であることを初めからわかっていたからだと主張。

 「“『オッペンハイマー』を見て、それから『バービー』を見よう”という動きを見て、『ほらね?みんな何でも好きだ』と思いました。人間とは奇妙なものです。(2つの作品が大ヒットしたことに)映画製作者たちもとても興奮していたと思います。人々はクリス・ノーランの次回作を待ち望み、グレタ・ガーウィグの次回作を待ち望んでいました。同時に手に入れられるのは彼らにとってエキサイティングなことだったんです」と語った。

 なお、マーゴットの話を聞いたキリアンも「両方の映画がよかったので、それが起こったのだと思います」と同意していた。

This article is a sponsored article by
''.