乾燥による手の荒れを防止するには?
冬に気になる悩みのひとつが手肌の荒れ。ハンドクリームをこまめに塗っていても、ヒビやあかぎれなどの手荒れが起こってしまうことも。
そんな人にオススメしたいのが、専門家が教える手荒れ防止術。ハンドクリームなどを使った日々のハンドケアにプラスαとして取り入れることで手荒れが防げる、4つの心得をご紹介。
手洗い後はこすらずに乾かす
ヒビやあかぎれといった手荒れと大きく関係しているのが手洗い。荒れるのを防ぐには、肌に負担の少ない成分でつくられたハンドソープを選ぶことなどが大切だが、手洗いでもうひとつ大切なのが洗った後の手の乾かし方。
ニューヨークの認定皮膚科医であるライアン・ターナー医師は、「余分な水分を吸収するためにタオルで手をこすることが多いと思いますが、優しくタオルを叩いて乾かすことをオススメします」とReal simpleで説明。
タオルに手をこすると、肌の必要な角質が失われてしまったり、傷つきやすくなったりしてしまうからだという。
水をたくさん飲む
手荒れを防ぐためには、つい外側からの保湿ケアばかりに気を取られがち。そこで見落としやすいのが内側からのケア。エステティシャンのエディタ・ヤロシュ氏は、こまめに水を飲むことをオススメ。
ヤロシュ氏は、「乾燥による手荒れを防ぐには、水を飲んで内側から水分補給することに重点を置きましょう」とアドバイス。日々継続して水をたくさん飲むことで、うるおいのある手肌に導いてくれるという。
刺激の強いスキンケア製品を使った後は手洗い
スキンケアの際に顔に塗る製品が原因で、手肌の荒れが進行してしまうこともあるそう。
ターナー医師は、「AHAやBHA、酵素など角質ケアに効果的な成分が配合されたスキンケア製品を使うときには注意が必要です。手荒れを防ぐには、すぐに洗い流すことを心がけてください」と勧めた。角質を除去する成分は、乾燥して荒れやすい状態の手肌には刺激が強いことがあるため、すぐに洗い流すことが大切なのだという。
寝ている間に集中ケア
手荒れを徹底的に防ぐ方法として、皮膚科医のデンディ・エンゲルマン医師が勧めるのは、ハンドクリームと綿手袋を使ったスペシャルケア。
エンゲルマン医師は、「就寝前に濃厚なハンドクリームを手に塗り、薄い綿の手袋をはめて眠る一晩集中トリートメントを試してみてください」とオススメ。乾燥した手をしっとり保湿し、柔らかく滑らかな手肌に近づけてくれるそう。
専門家が教える手荒れを防ぐプラスαのケア。手が荒れやすいという人はぜひ参考にしてみて。