顔を洗うのに適切な水の温度
美しい肌をつくるうえで基礎となるのが日々の洗顔。余分な汚れをオフする洗顔を適切に取り入れることで、美肌に近づけることができる。
そんな洗顔でじつは大切なのが水温。肌の専門家によると、どれくらいの温度で洗うかによっても肌への影響や負担が変わってくるのだという。専門家が教える、洗顔時の理想的な水温をご紹介。
もっとも理想的なのはぬるま湯
顔を洗うときの水の温度として、多くの専門家たちが推奨しているのがぬるま湯。
オハイオ州立大学ウェクスナー医療センターの認定皮膚科医であるスーザン・マシック医師は、「洗顔するときには、ぬるま湯を使用するのが理想的です。熱すぎたり冷たすぎたりするのはNGで、ちょうどその中間のぬるめの温度を選んでください」と米Byrdieでアドバイス。
ぬるま湯が理想的な理由は、汚れを落としながら、肌を保護する自然な油分は残してくれるから。
マシック医師は、「熱湯では顔を保護する自然な油分まで落として乾燥しやすくなる可能性があり、冷水では肌の汚れや残ったメイクが十分に落ちにくい傾向があります」と説明し、その中間であるぬるま湯を使うことがベストだと明かした。
寝起きのむくみ解消なら冷水でもOK
朝の洗顔時にむくみが気になるときには、冷水を使って顔を洗うのもオススメだという。
ニューヨークのマウントサイナイ病院の皮膚科医であるデブラ・ジャリマン医師は、「冷水で洗顔することで血行が促進され、目の腫れや顔のむくみが軽減できる可能性が高いです」と話し、さらに毛穴を引き締める効果も期待できると補足した。
ただし前述の通り、冷水での洗顔では汚れを十分に落とせないことも。そのためジャリマン医師は、むくみがひどい日のみ冷水を使うか、ぬるま湯で洗顔してから最後に冷水で洗い流すようアドバイスした。
皮膚科医が教える洗顔時の理想的な水温。美肌を目指したいならぜひ意識してみて。
