2024年のグラミー賞を振り返る
音楽界で最も栄誉ある賞と言われるグラミー賞の授賞式が現地時間2月4日に開催された。
今年の授賞式では、オリヴィア・ロドリゴやデュア・リパ、トラヴィス・スコットら豪華アーティストがパフォーマンスを披露したほか、マライア・キャリーやメリル・ストリープといった“大物”たちがプレゼンターを務めた。また、2022年にスティッフパーソン症候群を患っていることを公表して以来、公の場にほとんど姿を現していなかったセリーヌ・ディオンがサプライズで登場し、会場を沸かせた。
年間最優秀レコード賞を受賞したのはマイリー・サイラス。マイリーにとって今回が初のグラミー賞受賞となった。年間最優秀アルバム賞を受賞したテイラー・スウィフトは、同部門で過去最多となる4回目の受賞を果たして歴史に名を刻んだ。2020年のグラミー賞を席巻したビリー・アイリッシュは、大ヒット映画『バービー』の挿入歌「What Was I Made For?」で年間最優秀楽曲賞を受賞した。
最優秀新人賞に選ばれたのは、アリアナ・グランデの親友として知られるヴィクトリア・モネ。ヴィクトリアはアリアナのツアーのオープニングアクトを務めたことがあるほか、いくつかの楽曲でコラボもしている。ヴィクトリアが最優秀新人賞を受賞したこと受けて、アリアナは真っ先に「あなたを心から誇りに思うし、言葉もないほどうれしい。あなたは、自分自身の絶対的な領域で静かに活動しながら、長いあいだ、この業界に身を捧げ、懸命に働いてきた」とインスタグラムに祝福のコメントを投稿している。
さらに、今年から主要部門に移行した最優秀プロデューサー賞(ノン・クラシック)にはテイラーと多くの楽曲を共作しているジャック・アントノフ、最優秀ソングライター賞(ノン・クラシック)にはセロン・トーマスがそれぞれ輝いた。
以下、主要6部門の受賞結果。
年間最優秀レコード賞
マイリー・サイラス『Flowers』
年間最優秀アルバム賞
テイラー・スウィフト『Midnights』
年間最優秀楽曲賞
ビリー・アイリッシュ「What Was I Made For?」
最優秀新人賞
ヴィクトリア・モネ
最優秀プロデューサー賞(ノン・クラシック)
ジャック・アントノフ
最優秀ソングライター賞(ノン・クラシック)
セロン・トーマス