チャールズ国王ががんと診断されたことを明かす
イギリス王室のチャールズ国王ががんと診断されたことを公表した。チャールズ国王はつい最近まで前立腺肥大症の治療のために入院していた。
バッキンガム宮殿は、声明で「国王が前立腺肥大症のため最近病院で手術を受けた際、別の懸念事項が指摘されました。その後の検査により、がんの一種が特定されました。陛下は本日より、定期的な治療を開始されました。その間、(対面形式の)公務を延期するよう医師から勧告されています。この期間中も、陛下は通常通り国の仕事や公的な事務手続きを行います」と説明。
続けて、チャールズ国王が医療チームの迅速な介入に感謝していることを明かすと、「陛下は治療に対して非常に前向きであり、一刻も早く完全なかたちで公務に復帰することを楽しみにしています」、「陛下がご自身の診断を公表されたのは、憶測を避けるためであり、また、がんに罹患している世界中の人々に対する国民の理解の一助となることを願ってのことです」という言葉で声明を締めくくった。
なお、米Peopleによると、チャールズ国王は診断について、長男のウィリアム皇太子と次男のヘンリー王子、そして自身の3人のきょうだいであるアン王女とアンドルー王子、エドワード王子に個人的に伝えたという。
ヘンリー王子はイギリスに一時帰国予定
ちなみに、チャールズ国王が前立腺肥大症の治療のために入院することが発表されたあと、お見舞いのメッセージを送ったことが報じられたヘンリー王子は、今回の知らせを聞いて、イギリスに一時帰国することにしたとPeopleほか複数のメディアが伝えている。
関係者の話では、ヘンリー王子はチャールズ国王の健康問題が明らかになってから定期的に連絡を取っていて、数日中にイギリスに向けて出発する予定だそう。妻のメーガン妃と子どもたちは現時点では同行しないとされている。