エシカル、SDGsに徹底的にコミットするブランド
GENUINS(ジェニュインズ)は、1940年にスペインの靴産業の発祥の地・エルチェで創業し、4世代にわたってシュー ズを製造しているメーカーが、2014年に新たに創設したブランド。
リサイクル可能な素材や“PETAヴィーガン認証”を取得した合成素材など、100%スぺイン産の材料、サプライヤーを使い、素材や環境、生産背景へこだわるアティチュードを示していることから、世界的に注目を集めている。
生産工場のソーラーパネル発電や、パッケージを地球への負荷を最小限に抑える素材の活用、さらに、健全で差別のない労働環境づくり、アマゾンの森林保全活動にも取り組むなど、その徹底ぶりがすごい。その取り組みを細かく見てみよう。
①自然環境に配慮した素材やパッケージ
サンダルに使用される素材は、海で回収したペットボトルを再生した100%リサイクルペットボトル素材・ペットフェルトや、管理されたスペインの牧草地のコルク樫から抽出されたコルクと自然な方法で作られたゴムがメイン。廃棄物を出さないよう全てリサイクルしている。
レザーパーツは、品質や安全性、環境問題等の啓蒙活動を行う非営利の国際団体・レザーワーキンググループ(LWG)に属するサプライヤーを介したレザーのみに限定し、適切な動物保護活動を遵守。また、材料の80%はアニマルフリー(動物不使用)で、PETAシールで承認されていることも重要なポイント。
アウトソールやフットベッドの接着面に使用する接着剤は水性で、溶剤を使用しない。これは有害な化学物質を含んでいないことを意味している。MRSL(製造制限物質リスト)の条件を満たすサプライヤーと提携していることも付け加えておこう。
②健全な労働環境
ジェニュインズは「Sedex(Supplier Ethical Data Exchange)」が策定したSMETA監査により公正な賃金を催促する責任のある企業として認定されている。これは安全で健康的な労働環境であること、また、強制労働に反対し、児童労働を拒否し性差別と闘う企業であることを意味する。近年ではBcorp認証なども注目されているなか、ジェニュインズは仕事場の環境改善に創設当初から取り組む優良企業なのだ。
③再生エネルギーへの投資とアマゾン熱帯雨林の保全活動
生産工場にソーラーパネルを設置し、製造に使用されるエネルギーの68%を再生使用。駐車場には電気自動車用のソーラーパネルと充電ポイントも設置されている。
他には、アマゾンにおける違法採掘、密漁、違法伐採の進行の阻止するNGO「Oxizonia」との取り組みもある。ジェニュインズの製品を購入すると、ペルーのアマゾン熱帯雨林・オキシゾニアレックス保護区の森林再生に貢献するという仕組み。大小関わらず、独自の方法で自然環境を蘇生させる動きを見せる企業や団体は増えてきている。ジェニュインズはそのパイオニア的存在だ。
初上陸モデルのサンダルから4種5型をピックアップ
気になるフットウェアの中から、今回日本上陸に際し用意された主要なモデルから4種5型をご紹介。『マジョルカ』、『ハワイ』のような地名のモデルのほか、『クリスティ(スペイン語でキリストの意)』『ROSAS((スペイン語で薔薇の意))』のようにすべてのモデルに、インスピレーション源がネーミングされている。
¥10,000アンダーのアフォーダブルなモデルもあるので、この夏のサンダルを探しているなら一度足を入れてみては? SDGs、エシカルへの視野を広げてくれる意味でも試す価値ありです。
アッパーからソールまで全面EVAを使用で、水に浮くほど軽いのが特徴。
ヌバック調の合成皮革に100%天然のコルクを合わせたサンダル。ネイビー、コルク、ホワイトのトリコロールカラーが新鮮。
3本のストラップと大きめのバックルがポイントのプラットフォームサンダル。サンドカラーのストラップにはスムースレザー、ブラックのストラップには型押しを施した合成皮革を採用。ソールハイトは約3.5cm。
ビビッドピンクなトングタイプサンダル。アッパーには環境に配慮した合成皮革を使用。
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