マンチェスターの空気と風景を音に変えるトリオ、ゴーゴー・ペンギンが“本当の自分たち”を刻んだ新章を切り拓く。アコースティックとエレクトロニカが融合した唯一無二のサウンドで支持を集める彼らが、6月20日に通算7枚目となるスタジオ・アルバム『ネセサリー・フィクションズ』をリリースする。
タイトルに込められたのは、“現実ではないけれど、なくてはならない”というコンセプト。虚構を通して本質に触れようとする試みだ。先行して公開されたシングル「ファロウフィールド・ループス」は、郊外にひっそりと残る緑道跡を舞台に、静けさと前進のエネルギーを同居させた一曲。淡く滲む哀しみと力強いリズムが、都市に生きる人間の矛盾や希望を映し出す。
ミュージックビデオでは、地元マンチェスターにあるブルータリズム建築“トースト・ラック”が強い存在感を放つ。荒廃と再生、コンクリートの冷たさの中に宿るノスタルジー──映像と楽曲が融合し、観る者を没入させる。
アートワークもまた、彼らの進化を物語る。ベーシストのニックが撮影した写真を、ピアニストのクリスがシルクスクリーン風にデザイン。誰かに頼むのではなく、自分たちで表現すること。そこには、音楽だけでなく“今の自分たち”をまるごと作品に注ぎ込むという意志がある。
「仮面を脱いだ」とニックは語る。装飾を捨て、ありのままを鳴らすことを選んだゴーゴー・ペンギン。その音は、静かに、しかし確かに聴き手の心を震わせる。
「ファロウフィールド・ループス」
GoGo Penguin - Fallowfield Loops
www.youtube.com
〇配信リンク:https://sonymusicjapan.lnk.to/GoGoPenguin_FallowfieldLoops

【アルバム情報】
『ネセサリー・フィクションズ』
品番 価格:BSCD2 SICP-31765/定価2860円
2025年6月20日世界同時発売
*日本盤のみボーナス・トラック収録
収録曲
1. Umbra アンブラ
2. FALLOWFIELD LOOPS ファロウフィールド・ループス *1st シングルMV 4月17日公開
3. Forgive the Damages (feat. Daudi Matsiko) フォーギヴ・ザ・ダメージズ(feat.D Matsiko)
4. What We Are and What We Are Meant to Be ホワット・ウィ・アー・アンド・ホワット・ウィ・アー・メント・トゥ・ビー
5. Background Hiss Reminds Me of Rain バックグラウンド・ヒス・リマインズ・ミー・オブ・レイン
6. The Turn Within ザ・ターン・ウィズイン
7. Living Bricks in Dead Mortar リヴィング・ブリックス・イン・デッド・マザー
8. Naga Ghost ナガ・ゴースト
9. Luminous Giants (feat. Rakhi Singh and Manchester Collective) ルミナス・ジャイアンツfeat.ラキ・シン&マンチェスター コレクティヴ
10. Float (Loi Krathong, 2003) フロート(ロイクラトン 2003)
11. State of Flux (feat. Manchester Collective) ステート・オブ・フラックス feat.マンチェスターコレクティヴ
12. Silence Speaks サイレンス・スピークス
【日本盤ボーナス・トラック】
13. Tracing The Roots トレーシング・ザ・ルーツ
バンド公式(海外):https://gogopenguin.co.uk/