リアリティスターから女優へ──キム・カーダシアンが挑む新法廷ドラマ『オール・イズ・フェア 女神たちの法廷』(フロントロウ編集部)

注目作品で弁護士を演じるキム・カーダシアン

 リアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で知られるキム・カーダシアン。2023年には、、『glee/グリー』で知られるライアン・マーフィーの作品『アメリカン・ホラー・ストーリー』で本格的な演技に挑戦し、当初の懐疑的な声を覆す形で多くのポジティブな評価を得た。そして今、彼女が再びライアンとタッグを組み、新たなドラマ『オール・イズ・フェア 女神たちの法廷』で主要キャストとして登場する。

 物語の舞台は男性優位の法律業界。キムが演じるのは、冷静で野心的な離婚専門弁護士アローラ・グラント。彼女を含む複数の女性弁護士が大手事務所を飛び出し、共同の事務所を立ち上げるところから物語は始まる。

米Todayによると、「高額な離婚劇、スキャンダラスな秘密、揺れる忠誠関係の中で」、「彼女たちはただゲームに参加するのではなく、ルールそのものを書き換えていく」と説明されており、法廷と私生活の両面で揺れる女性たちの姿が描かれる。

 実生活でもキムは法律への関心を強く持ち、O・J・シンプソン事件で知られる弁護士である父ロバート・カーダシアンの影響を受けて法学の勉強を開始。2021年にはカリフォルニア州の「ベイビーバー試験」に合格し、弁護士資格取得に向けた道を着実に歩んでいる。そのリアルな背景が、今作での彼女の役柄に深みを与えているのは間違いない。

実力派俳優たちとの共演

 共演陣にも豪華な顔ぶれがそろっている。サラ・ポールソン、ナオミ・ワッツ、ニーシー・ナッシュ、テヤナ・テイラーに加え、映画『101』でクルエラ・デ・ビルを演じた名女優グレン・クローズも参加。米Peopleによると、キムはグレンとの共演について「本当に緊張してるの。第2話でグレンと私だけの重要なシーンがあるんだけど、それが本当に大きな場面なの」と家族へ話しており、その真剣な姿勢からも本作に懸ける想いが伝わってくる。

 プロデューサーのライアンは、『glee/グリー』、『アメリカン・ホラー・ストーリー』、『POSE/ポーズ』など数々のヒット作を生み出してきた名手。社会問題やマイノリティの視点を巧みに取り入れるその作風で高く評価されており、本作にもそのエッセンスが色濃く反映されている。彼は「女性同士の絆や成長を描く点で『セックス・アンド・ザ・シティ』を思わせる」とも語っている。

 『オール・イズ・フェア 女神たちの法廷』は、2025年秋より日本ではディズニープラスで配信予定。

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