『プリズン・ブレイク』が新キャストで完全リブート。女性監視官を主役に据え、歴史的刑務所で撮影開始した。(フロントロウ編集部)

新『プリズン・ブレイク』のキャスト

人気ドラマ『プリズン・ブレイク』が、完全新作として再始動する。米Huluは2024年12月に新パイロット版を正式に発注し、2025年6月6日から30日まで、ウェストバージニア州マウンズビルにある歴史的な旧刑務所で撮影を行っている。

画像: エミリー・ブラウニング

エミリー・ブラウニング

今回のシリーズはオリジナルと同じ世界観をベースにしながらも、キャラクターと物語を一新。主演を務めるのは『アメリカン・ゴッズ』で知られるエミリー・ブラウニング。彼女が演じるのは、元兵士という経歴を持ち、全米でも指折りの危険な刑務所のひとつに勤務することになる女性監視官、キャシディ・コリンズだ。

画像: ルーカス・ゲイジ

ルーカス・ゲイジ

米Varietyによると、共演者には、『ユーフォリア/Euphoria』や『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』で知られるルーカス・ゲイジが、裕福な家庭出身で初の連邦議会選挙に挑む政治家ジャクソン役を演じる。また、注目の若手俳優ドレイク・ロジャーが、服役10年目の囚人トミーを演じる。

さらにゲスト出演として、『しあわせの隠れ場所』のレイ・マッキノンが、10年前の殺人事件を追う私立探偵ジョー・ダール役で登場。『8月の家族たち』で知られるエミー賞女優マーゴ・マーティンデールは、マウンズビル刑務所の所長ジェシカ・ストランドを演じる。

旧作のクリエイターが再び

オリジナルキャストは新シリーズには登場しない予定とされている。マイケル・スコフィールド役のウェントワース・ミラーに関しては、2020年に「ストレートの役はもう演じない」との声明を出しており、今回のリブートに関する新たなコメントは発表していない。

また、撮影地となるマウンズビルの旧ウェストバージニア州立刑務所は、1866年に開設され1995年に閉鎖されたゴシック建築の重厚な施設。現在は観光名所としても知られ、幽霊ツアーなども行われている。その不気味で荘厳な雰囲気は、新シリーズの舞台として極めて高い没入感を与えるだろう。

制作には、オリジナル『プリズン・ブレイク』の生みの親であるポール・シャーリングをはじめ、ニール・モリッツ、マーティ・アデルシュタインもエグゼクティブ・プロデューサーとして再び名を連ねている。さらに今回は、エルジン・ジェームズが脚本と製作総指揮に加わり、新たな視点から作品を再構築。旧作の精神を継承しながら、新しいテーマとキャラクターでどのように展開されるのか、注目が集まっている。

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