ブルース・スプリングスティーン。その名を聞くだけで、ロックの鼓動が蘇る。しかし、世界が彼を“The Boss”と呼ぶずっと前、彼はただの孤独な青年だった──。そんな“原点”に迫る映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が、11月14日に全国公開される。
「ネブラスカ」は、ギターとハーモニカだけで録られた最も静かで、最も激しいアルバム。スプリングスティーンが選んだのは、商業的な成功でも、華やかなスターダムでもない。雑音の世界に“リアル”を突き立てるという選択だった。
映画では、父との緊張関係や、自らの心の闇と向き合う日々、そして初期の創作の現場が、リアルに描かれていく。主演は今ハリウッドで最も注目を集めるジェレミー・アレン・ホワイト。彼が魅せるスプリングスティーン像は、まるでドキュメンタリーのような生々しさが感じられる。
ティザー映像では、マネージャーのジョン・ランダウが「ブルースは修理屋だ。壊れた心を直して、世界を直すんだ」と語る。その言葉が胸に刺さる。修復する音楽、再生する人生。『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、今この時代にこそ鳴り響くべき“救済のロック”だ。
映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』11月14日(金)公開|ティザー予告
www.youtube.com■タイトル:『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』
■公開:11月14日(金)全国
■クレジット表記:©2025 20th Century Studios
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン