ブラッド・ピットが主演を務める話題の最新作『F1(R)/エフワン』が、圧倒的なスケールと熱量で世界中に旋風を巻き起こしている。劇中明らかにされなかった、“トランプ”の意味について監督が明かした。(フロントロウ編集部)

『トップガン マーヴェリック』監督の最新作!

 F1の世界を舞台にした『F1(R)/エフワン』は、『トップガン マーヴェリック』の監督ジョセフ・コシンスキーがメガホンを取っており、観客自身がF1レーサーになったかのような圧倒的な臨場感とスピード感が味わえるだと話題になっている作品。ハリウッドならではの“王道の胸アツ映画”として、カーレース映画ファンのみならず幅広い層から支持を集めている。

 世界各国の実際のサーキットコースでのロケをはじめ、F1公式の全面バックアップのもと映画史上類を見ないスケールでの撮影が行われた。出演者たちは数ヶ月にわたる過酷なトレーニングを積み、実際にF1マシンのハンドルを握って撮影に挑むという徹底ぶり。

 さらに注目すべきは、F1世界王者のルイス・ハミルトンがプロデューサーとして本作に参加している点だ。トップレーサーならではのリアルな視点と情熱が注ぎ込まれたことで、F1の舞台裏や緊張感までもリアルに映し出されている。

 ブラッド・ピットが演じるのは、かつて“天才”と称された伝説のF1レーサー、ソニー。一度は表舞台から姿を消したソニーが、最弱と呼ばれる新チームと共に再びサーキットへと戻り、“常識破り”の作戦で勝利を狙う姿はまさに胸アツ。レースの臨場感と人間ドラマが交差する、王道のスポーツムービーに仕上がっている。そしてもちろん、円熟味を増したブラッドの色気は今作でも健在。

劇中明かされなかった、“トランプ”の本当の意味とは?

 映画を鑑賞したファンの間で注目されているのが、レースの前に毎回ソニーがポケットにトランプのカードを1枚忍ばせる、という謎の儀式。劇中で何度か描かれるこの印象的なシーンに、どんな意味が込められているのか、コシンスキー監督がGQのインタビューでその背景を明かした。

「毎日命を危険にさらして何かをしているからだと思います。ブラッドには迷信深いところがあり、車に乗るときは必ず左側から乗り、靴は片方ずつ先に履かなければなりませんでした」と監督が語った。F1ドライバーは常に命の危険と隣り合わせであり、その極限状態で“運”に頼りたくなる心理になる。劇中で描かれるトランプの儀式は、コントロール感を得るため行う迷信的な行動を象徴しているということ。

 さらに監督は、このトランプの儀式がソニーの父親との関係を表していることにも触れ、「彼の父親はギャンブラーで、そのことが彼の儀式の一部になっているという点も気に入りました」とコメント。劇中では、トランプが父親の記憶や影響を象徴する重要なモチーフとして描かれている。

画像: 映画『F1®/エフワン』 ぶっちぎれ予告 30秒(吹替版)| 2025年6月27日(金)公開! www.youtube.com

映画『F1®/エフワン』 ぶっちぎれ予告 30秒(吹替版)| 2025年6月27日(金)公開!

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