『ジョナス・ブラザーズ』のケビン・ジョナスが財産を失った苦境と、そこから再出発するまでの教訓を赤裸々に語った。(フロントロウ編集部)

ポッドキャストで明かされた人生最大の教訓

 ポップ・ロックバンド『ジョナス・ブラザーズ』の長男ケビン・ジョナスが、ポッドキャスト番組『The School of Greatness』に出演し、自身が過去に経験した深刻な財政的トラブルについて赤裸々に語った。

 番組の中でケビンは、若くして名声と富を手に入れたあと、グループの活動休止を機に音楽以外のビジネスに挑戦したこと、そしてそこから一転して莫大な損失を被ったことを明かしている。

 「私は両方の側を見てきました。成功のはじまりから経済的成功まで。かつてはお金が何なのか本当の意味でわかっていない時期があり、その後に理解し始めて、最終的にはほとんどを失うことになったのです。悪いビジネス取引もたくさん見てきました」

画像: 左から:ケビン、ジョー、ニック

左から:ケビン、ジョー、ニック

財産の90%を喪失——間違った選択の代償

 さらにケビンは、「ほとんどすべてのお金を失った」と明言し、「残ったのは、わずかな10%だった」と語っている。

 「私は、一緒に仕事をするべきではなかった相手とビジネスをしていました。そこから状況は悪化して、多くを失いました」

 そしてその苦境の中、精神的にも大きな選択を迫られた。

 「私は、人生そのものを立て直さなければなりませんでした。ほぼすべてのお金を失ってしまったんです。そしてその瞬間、自分がこれで打ちのめされるのか、それとも再出発するのかを選ばなければなりませんでした」

挫折から見えた“人生の再設計”

 活動休止中、ケビンは不動産や複数のスタートアップ事業に関与したが、いずれも十分な成果を得られず、損失を抱える結果となった

 しかし、ケビンはその失敗を経て、人生への向き合い方を見つめ直したという。

 「あの経験から、多くのことを学びました。本当はそんな教訓なんて学びたくなかったけれど、学ぶことになってしまった。そして同時に、自分の人生との向き合い方を見直しました。そのうえで、人生を再起させることができたこと、そしてバンドを再結成できたことは本当に幸運で、もう一度チャンスを与えてもらえたことに感謝しています」

第2のキャリア

 2019年、『ジョナス・ブラザーズ』は約6年間の休業を経て「Sucker」でカムバックを果たし、ビルボードチャートで1位を獲得するなど大ヒットとなった。

 現在はグループとして音楽活動に注力しており、今後は新アルバム『Greetings From Your Hometown』や配信のホリデー映画『A Very Jonas Christmas』といった新プロジェクトも控えている。

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