演劇が家族をつなぐーーロミオ役は口下手な父親?世界が泣いた『カーテンコールの灯』が日本上陸
人生で最も不器用な役者が、誰もが知る「ロミオ」を演じるとしたら? しかもそのロミオは、心に深い傷を抱えた中年の父親だという。6月27日より公開される映画『カーテンコールの灯』は、そんな想像すらしなかった展開から物語が始まる。
シェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』の世界と、壊れかけた現代の家族のリアルな関係性を重ね合わせた本作。演劇という非日常の世界に飛び込んだ父親が、舞台の上で役を演じながら、舞台裏で本当の家族と向き合っていく――そんなユニークかつ心揺さぶるドラマが展開されていく。
主演を務めるのは、シカゴの舞台界で知られるキース・カプフェラー。演じるのは、口下手で感情をうまく表...