運命に引き裂かれる恋──『紅楼夢』本編映像が初解禁、新人女優チャン・ミャオイーが「葬花吟」で魅せた儚さに注目
“古典×青春”という異色の化学反応が、今、映画の世界に新たな息吹を吹き込んでいる。『西遊記』『三国志演義』と並ぶ中国四大名著の一つ『紅楼夢』が、壮大なスケールで完全映画化。製作費55億円、10年超の歳月をかけて構想された渾身の一作だ。監督はフー・メイ。歴史叙事詩に長けた彼女が、今回は若き登場人物たちの繊細な感情を主軸に物語を編み直した。
注目は、初解禁となった本編映像。華やかな桜が舞い散るなか、登場するのはヒロイン林黛玉。その役に抜擢されたのは新人女優チャン・ミャオイー。作中の名シーン「葬花吟」では、繊細な詩の世界とヒロインの内面を見事にシンクロさせたパフォーマンスを披露している。音楽は...