『LOST』キャスト現在——主役が7年のブランクを告白、今どこに


2004年から2010年まで全6シーズン放送された米ドラマ『LOST(ロスト)』。謎の孤島に漂着した航空機の生存者を描いた同作は世界的な社会現象となり、エミー賞のドラマ部門最優秀作品賞にも輝いた。放送終了から16年が経ったいま、主役のマシュー・フォックスが7年にわたる活動休止の理由と俳優復帰を告白しており、改めて注目を集めている。(フロントロウ編集部)
主役マシュー・フォックス、7年のブランクの理由と復帰の全貌
ジャック・シェパード役を演じた主役のマシュー・フォックスは、『LOST』終了後に映画『ワールド・ウォーZ』などへの出演を経て、2015年ごろから約7年間ほぼ俳優業から離れていた。その理由について彼は率直に語っている。「家族と濃密な時間を過ごしたかった。LOSTの撮影期間中、現場に縛られていたせいで子どもたちが育つ時間を一部見逃してしまっていたから」——米Yahoo!ほか複数メディアの取材でこう明かしており、父親としての後悔が長期休止の背景にあったことがわかる。
そのフォックスが選んだ復帰作は、人気ドラマ『イエローストーン』の生みの親テイラー・シェリダンが手がけるParamount+のドラマ『ザ・マディソン』だ。ミシェル・ファイファー、カート・ラッセルと共演し、米時間2026年3月14日に配信開始となった。「久しぶりにストーリーテリングが恋しくなった。テイラーからのオファーが来た時、迷わずOKした」と語っており、確信を持った復帰であることが伝わってくる。主役として第一線に戻ったその姿に、往年のファンから歓迎の声が上がっている。
他の主要キャストの現在——それぞれが歩んだ16年
ケイト役のエヴァンジェリン・リリーは、放送終了後にピーター・ジャクソン監督の『ホビット』3部作でエルフのタウリエル役を担当し、さらにマーベル映画シリーズ『アントマン』にホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ役で複数作品に出演した。しかし2024年には「しばらく俳優業から離れる」と公言しており、現在は活動休止中となっている。
ソーヤー役のジョシュ・ホロウェイは、放送後もテレビドラマを中心に精力的な活動を続けてきた。CBS『インテリジェンス』、USA『コロニー』を経て、2020年からは人気ドラマ『イエローストーン』にロアーク・モリス役で登場。J・J・エイブラムス制作のMaxドラマ『ダスター』にも参加するなど、着実にキャリアを積んでいる。
サイード役のナビーン・アンドリュースは、Huluのミニシリーズ『ドロップアウト』(2022年)で詐欺師エリザベス・ホームズの共犯者サニー・バルワニ役を演じて高い評価を受けた。2024年にはオーストラリアのドラマや米国のコメディにも出演しており、欧米を問わず幅広く活躍している。
ジン役のダニエル・デー・キムは、Netflixの実写版『アバター:ラスト・エアベンダー』にファイヤーロード・オゼイ役で出演し、声優としても幅広い活動を継続している。韓国系俳優の代表的な存在として、ハリウッドでの存在感を高め続けている。
そのほか、ロック役のテリー・オクインは2024年のドラマ『ザ・ウォーキング・デッド:ウォンズ・フー・ライブ』に出演。デズモンド役のヘンリー・イアン・キューシックは政治ドラマ『スキャンダル』のレギュラーを務めたことでも知られる。マイルズ役のケン・リョンはライアン・ゴスリング主演のSF映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』に出演し、2026年春にはファッションブランドのモデルも務めた。ハーリー役のホルヘ・ガルシアは2022年にFoxの人気音楽番組『ザ・マスクド・シンガー』に出演して話題を呼んだ。
エミー賞受賞の名作『LOST』はいま、Disney+で見られる
放送当時、毎シーズン「次はどうなる?」という謎解き要素がファンの間で熱狂的な議論を巻き起こした『LOST』。第1シーズンの平均視聴者数は約1,569万人にのぼり、2005年にはエミー賞ドラマ部門最優秀作品賞を受賞。最終シーズンを迎えた2010年時点でも平均約1,000万人が視聴を続け、最後まで高い関心を集めた。批評家からは「史上最高のドラマシリーズのひとつ」と称され続けており、その評価は16年後のいまも揺るいでいない。
日本でも人気が高い同作は、現在Disney+で全6シーズン・全121話が視聴可能だ。米国ではNetflixでの配信が2026年1月1日に終了してHuluへと移行したが、Disney+とのバンドルプランがあれば引き続き全話を楽しめる。主要キャストたちの近況が相次いで話題となっているいま、旧作を見直したり、はじめて視聴するには絶好のタイミングかもしれない。












