『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の主人公ニュート・スキャマンダーは、じつは『ハリー・ポッター』の世界に最初から名前が登場している人物だ。ホグワーツの教科書『幻の動物とその生息地』の著者、といえばピンとくる人も多いだろう。この記事では、ニュートの経歴と人物像、グリンデルバルドとの因縁、そしてハリポタ本編との意外なつながりを解説する。
ニュート・スキャマンダーのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フルネーム | ニュートン・アルテミス・フィド・スキャマンダー |
| ホグワーツの寮 | ハッフルパフ |
| 職業 | 魔法動物学者(魔法省の魔法生物規制管理部に勤務歴) |
| 代表作 | 教科書『幻の動物とその生息地』 |
| トレードマーク | 青いコートと、中が異空間になったトランク |
| 演じた俳優 | エディ・レッドメイン |
ワーナー・ブラザース公式サイトWizarding Worldの解説によると、ニュートは人付き合いこそ苦手だが、魔法動物への愛情と知識では右に出る者がいない研究者。魔法動物を「危険な怪物」としてしか見ない当時の魔法界で、彼らを理解し保護しようとする姿勢は異端だった。拡大呪文で内部が動物園のようになったトランクを提げ、世界中を旅して生態を記録している。
ホグワーツを退学になった過去
意外なことに、ニュートはホグワーツを退学処分になっている。在学中、魔法動物が人命を危険にさらす事件の責任を問われたためだが、その裏には友人をかばった事情があったとされる。このとき退学に強く反対したのが、当時教師だった若きアルバス・ダンブルドア。以来2人の間には信頼関係があり、のちにダンブルドアは「自分が表立って動けない任務」をニュートに託すようになる。学校を追われた変わり者が、やがて歴史的な教科書の著者として名を残すのだから、人生はわからない。
グリンデルバルドとの対決。『ファンタビ』シリーズの軸
1926年、執筆旅行の途中で立ち寄ったニューヨークで、ニュートはトランクから逃げた魔法動物騒動をきっかけに、闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドの陰謀に巻き込まれていく。このとき出会ったのが、アメリカ魔法議会の捜査官ティナ・ゴールドスタインと、その妹クイニー、マグルのパン職人志望ジェイコブ・コワルスキーだ。第1作でグリンデルバルドの正体を暴いて捕縛に貢献したニュートは、続く『黒い魔法使いの誕生』『ダンブルドアの秘密』でも、ダンブルドアの依頼を受けて因縁の対決に身を投じることになる。戦闘力ではなく、動物たちとの信頼関係で危機を切り抜けるのがニュート流だ。
ハリポタ本編とのつながり。教科書と意外な子孫
『ハリー・ポッター』の1年生の必修教科書『幻の動物とその生息地』は、1927年に初版が出たニュートの代表作という設定で、ハリーやロンも授業で使っている。つまり『ファンタビ』は「ハリーたちの教科書の著者の若き日」を描くシリーズというわけだ。さらにニュートはのちにティナと結婚し、孫のロルフ・スキャマンダーは、ハリーの同級生ルーナ・ラブグッドと結ばれる。世代を超えて「変わり者同士」が家族になるのだから、ファンにはたまらない設定だろう。ティナやクイニーら周辺人物との関係は、『ファンタスティック・ビースト』相関図の記事で整理している。
演じるのはオスカー俳優エディ・レッドメイン
ニュートを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたエディ・レッドメイン。目を合わせないしぐさや小さく籠もった話し方まで作り込み、「人間より動物といるほうが楽」という主人公に説得力を与えた。本人も撮影で実在しない動物を相手に演技する難しさをたびたび語っており、想像力だけであの絆を演じ切ったと考えると、演技の妙はいっそう際立つ。(フロントロウ編集部)




















