「この10年屈指の演技」。『クレイフェイス』LAプレミアに絶賛の声


「バットマン」シリーズのヴィランを主役にした、DCスタジオの心理スリラー『クレイフェイス』。日本公開を10月30日に控え、ロサンゼルスでワールドプレミアが開かれた。先に作品を観た海外の批評家からは、主演のトム・リス・ハリスを「この10年における屈指の演技」と評する声も届いている。(フロントロウ編集部)
「黒と赤」のレッドカーペットに主要キャストが集結
ワールドプレミアの会場は、現地時間10月13日のハリウッド・レギオン・シアター。作品のダークで重厚な世界観に合わせ、会場は「黒と赤」でまとめられた。
レッドカーペットに立ったのは、主人公マット・ヘーゲンを演じたトム・リス・ハリス、マットに禁断の治療を持ちかける博士ケイトリン役のナオミ・アッキー、ゴッサム・シティの裏社会を束ねるマルコ・ザボ役のデヴィッド・デンシック、そしてジェームズ・ワトキンス監督。DCスタジオの共同CEOで、本作のプロデューサーを務めるジェームズ・ガンとピーター・サフランも姿を見せた。



トム・リス・ハリス「自分の経験から参考にできることがたくさんあった」
ハリスが演じるマットは、若手の実力派スターとして成功をつかみかけた矢先、ある事件でキャリアも名声も、俳優にとって命ともいえる“顔”までも失う男。再起に執着するあまり、やがて“怪物”へと変わっていく。
取材で、マットという役に自分をどう重ねたかを聞かれたハリスは、「どんな役を演じるときも、自分自身の人生の経験を、その役に持ち込もうとするものだと思います。今回は、自分の経験から参考にできることがたくさんあったので、それは良かったですね」と振り返った。
DCがホラー/スリラーという新しいジャンルに踏み込んだことについては、「僕は、スタジオが思い切った挑戦をしたり、リスクを取ったりすることを、とても歓迎しています。コミック原作の映画の中で、こうした本格的なジャンル映画を作ることには、本当にワクワクします。自分がファンの立場でも、楽しみにすると思います」と話している。



「ヴィラン映画の新たなスタンダード」
ひと足早く本作を観た海外の批評家からは、熱のこもったレビューが届いている。なかには、本作が「ヴィラン」映画の新たなスタンダードを打ち立てた、という評もある。
とくに目を引くのが、栄光から狂気へと落ちていくマットを演じたハリスへの評価だ。「主演のトム・リス・ハリスは、この10年における屈指の演技だ」とまで書かれている。張りつめた演出と緻密な世界観については「一秒たりともスクリーンから目が離せない。ゴッサムをこれほど危険で興奮する場所に感じたのは初めてだ」、映像体験としては「没入感のある世界観、素晴らしい音楽、そして、とてつもなく最高な映像」という声も上がった。
メガホンをとったのはジェームズ・ワトキンス。脚本はマイク・フラナガンとホセイン・アミニが手がけ、マット・リーヴス、リン・ハリス、ジェームズ・ガン、ピーター・サフランが製作に名を連ねる。マックス・ミンゲラ、エディ・マーサンらも出演する。上映時間は1時間48分で、レイティングはR15+。日本で作られたポスターも話題になった本作は、全米では10月23日、日本では10月30日(金)に公開される。

















