デスイーター(死喰い人)は、『ハリー・ポッター』でヴォルデモートに仕える闇の魔法使いの集団だ。純血主義を掲げ、腕に刻まれた「闇の印」で主人とつながり、2度にわたって魔法界を恐怖に陥れた。この記事では、デスイーターの正体と目的、闇の印の意味、主なメンバーの一覧、ヴォルデモート陣営に協力した者たち、そして戦いの歴史までを解説する。
デスイーター(死喰い人)とは?
ヴォルデモートに忠誠を誓った、純血主義の闇の魔法使いたち
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 英語表記 | Death Eaters |
| 日本語訳 | 死喰い人 |
| 主人 | ヴォルデモート卿 |
| 掲げる思想 | 純血主義(マグル生まれの排除、魔法族による支配) |
| しるし | 左腕に刻まれた「闇の印」 |
| 服装 | 黒いローブとフード、顔を隠す仮面 |
| 活動時期 | 第1次魔法戦争(1970年代〜1981年)、第2次魔法戦争(1995年〜1998年) |
原作によると、死喰い人はヴォルデモートのもとに集まった魔法使いたちで、その多くが純血の名家の出身だ。マグルやマグル生まれの魔法使いを見下し、魔法族が世界を支配すべきだと考えている。黒いフードと仮面で素顔を隠して行動し、殺人や拷問もいとわない。ローリングがのちのインタビューで明かしたところによると、この集団はもともと「ヴァルプルギスの騎士団」と呼ばれていたという。
闇の印とは?
腕に刻まれた髑髏と蛇のしるし。主人を呼び出す合図にもなる
死喰い人の証が、左の前腕に刻まれた「闇の印」だ。口から蛇が這い出る髑髏の形をしており、ヴォルデモートが仲間を呼び集めるときには、この印が焼けるように痛み、黒く浮かび上がる。死喰い人は印に触れることで主人のもとへ姿現しする。
また、呪文「モースモードル」を唱えると、空に巨大な闇の印を打ち上げることができる。死喰い人は、殺人を犯した家の上空にこの印を残し、人々を恐怖に陥れた。『炎のゴブレット』のクィディッチ・ワールドカップの夜、森の上空に闇の印が浮かび上がった場面は、ヴォルデモートの復活が近いことを予感させる不吉な場面だった。
主なデスイーターの一覧
ベラトリックス、ルシウス、スネイプ、ペティグリューなど
| 名前 | どんな人物か | その後 |
|---|---|---|
| ベラトリックス・レストレンジ | ヴォルデモートに最も心酔する腹心。シリウスを殺害 | ホグワーツの戦いでモリー・ウィーズリーに倒される |
| ルシウス・マルフォイ | マルフォイ家当主。リドルの日記をジニーに渡した | 闇の陣営で失墜し、最後は家族とともに戦いから離れる |
| セブルス・スネイプ | 元死喰い人。実はダンブルドア側の二重スパイ | ヴォルデモートに殺される |
| ピーター・ペティグリュー | ポッター夫妻を裏切りヴォルデモートに売った | 銀の義手に絞め殺される |
| バーティ・クラウチ・ジュニア | マッドアイ・ムーディに化けてホグワーツに潜入 | ディメンターに魂を奪われる |
| イゴール・カルカロフ | ダームストラングの校長。仲間を密告して刑を逃れた | 逃亡の末、死喰い人に殺される |
| アントニン・ドロホフ | 第1次戦争で多くの魔法使いを殺害。ルーピンを倒した | フリットウィック先生に倒される |
| オーガスタス・ルックウッド | 魔法省神秘部に潜入していたスパイ | ホグワーツの戦いに参加 |
| ロドルファス・レストレンジ | ベラトリックスの夫。ネビルの両親を拷問しアズカバンに収監された | 1996年に脱獄し、第2次戦争に加わる |
| ヤックスリー | 魔法省を乗っ取る工作の中心人物 | ホグワーツの戦いで倒される |
| アレクトとアミカス・カロー | 『死の秘宝』でホグワーツの教師になり生徒を虐げた | ホグワーツの戦いで捕らえられる |
| レギュラス・ブラック | シリウスの弟。のちにヴォルデモートを裏切る | 分霊箱を盗み出して命を落とす |
| ドラコ・マルフォイ | 6年生で闇の印を受け、ダンブルドア暗殺を命じられる | 戦後は家族とともに生き延びる |
このほかにも、クラッブやゴイルの父親、ノット、エイブリー、マクネア、マルシベールなど、多くの死喰い人が作中に名前を連ねる。スネイプの学生時代の仲間たちの多くも、卒業後に死喰い人になった。
死喰い人ではない協力者は?
巨人、ディメンター、人狼、人さらいなど
ヴォルデモートの陣営には、闇の印を持たない協力者たちもいた。
| 協力者 | どんな存在か |
|---|---|
| フェンリール・グレイバック | 子どもを好んで襲う凶暴な人狼。闇の印は持たない |
| ディメンター | アズカバンの看守。第2次戦争でヴォルデモート側につく |
| 巨人 | ヴォルデモートが味方に引き入れ、ホグワーツの戦いに参加 |
| 亡者 | 闇の魔法で操られる死体。分霊箱の隠し場所の洞窟などを守る |
| 人さらい | マグル生まれやお尋ね者を捕らえて賞金を稼ぐ集団 |
| ドローレス・アンブリッジ | 死喰い人ではないが、魔法省でマグル生まれの迫害に加担した |
デスイーターの戦いの歴史は?
2度の魔法戦争で魔法界を恐怖に陥れた
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 1970年代〜1981年 | 第1次魔法戦争。ポッター夫妻の死とヴォルデモートの消滅で終わる |
| 1981年以降 | 多くの死喰い人がアズカバンへ。服従の呪文を言い訳に罪を逃れた者もいた |
| 1994年 | クィディッチ・ワールドカップで仮面の集団が騒動を起こし、闇の印が打ち上げられる |
| 1995年 | ヴォルデモートが復活し、墓場で死喰い人を呼び集める |
| 1996年 | アズカバンから死喰い人が集団脱獄。神秘部の戦いで多くが逮捕される |
| 1997年 | ダンブルドアの死。死喰い人が魔法省を乗っ取る |
| 1998年 | ホグワーツの戦いでヴォルデモートが倒れ、死喰い人は敗北する |
ヴォルデモートが最初に姿を消したあと、死喰い人の多くはアズカバンに送られたが、ルシウス・マルフォイのように「服従の呪文で操られていた」と主張して罪を逃れた者も少なくなかった。そしてヴォルデモートが復活すると、彼らは再び主人のもとに集い、魔法省の乗っ取りにまで成功する。しかし最終的には、ホグワーツの戦いでヴォルデモートとともに敗れ去った。
まとめ:デスイーター(死喰い人)の要点
- ヴォルデモートに仕える、純血主義の闇の魔法使いの集団
- 左腕の「闇の印」で主人とつながり、呼び出しを受ける
- ベラトリックス、ルシウス、ペティグリューらが中心メンバー。スネイプは二重スパイだった
- 巨人やディメンター、人狼など、闇の印を持たない協力者もいた
- 2度の魔法戦争を引き起こし、ホグワーツの戦いで敗北した
仮面で素顔を隠した死喰い人たちだが、その素顔は名家の当主や魔法省の役人、ホグワーツの卒業生だった。ハリポタが描く悪の恐ろしさは、それが「ふつうの人々」の中から生まれるところにある。シリーズの敵キャラクターは悪役の一覧でもまとめている。(フロントロウ編集部)




















