『ハリー・ポッター』悪役一覧。作品別の敵キャラと「最も嫌われた悪役」


『ハリー・ポッター』の魅力は、ハリーたちの成長だけでなく、毎回立ちはだかる個性豊かな悪役たちにもある。黒幕ヴォルデモートはもちろん、実は各作品に「その年の敵」がきちんと用意されているのがシリーズの構造だ。この記事では、作品別の悪役一覧から、デスイーターの主要メンバー、そして「ヴォルデモートより嫌い」と言われた悪役まで、まとめて紹介する。
作品別・悪役一覧
シリーズは「1作につきひとつの謎と敵」が基本構造。各作品でハリーの前に立ちはだかった悪役を並べると、物語の設計が見えてくる。
| 作品 | 立ちはだかった敵 |
|---|---|
| 賢者の石 | クィレル先生(後頭部にヴォルデモートが寄生) |
| 秘密の部屋 | 日記のトム・リドルとバジリスク、ルシウス・マルフォイ |
| アズカバンの囚人 | シリウス・ブラック(実は無実)、真犯人ピーター・ペティグリュー |
| 炎のゴブレット | バーティ・クラウチ・ジュニア(マッド-アイに変身)、復活したヴォルデモート |
| 不死鳥の騎士団 | ドローレス・アンブリッジ、ベラトリックス・レストレンジ |
| 謎のプリンス | ドラコ・マルフォイ、スネイプ(に見えた男) |
| 死の秘宝 | ヴォルデモートとデスイーター総勢 |
注目したいのは、「本当の敵が最後まで分からない」ミステリー構造が多いこと。善人に見えた人物が黒幕で、悪役に見えた人物が味方だったり、この裏切りの連続こそ、シリーズが読者を離さない理由だ。
悪役たちが総結集する最終決戦の空気は、ハリー・ポッター公式チャンネルの『死の秘宝 PART2』予告編で味わえる。
ラスボス:ヴォルデモート
言わずと知れた史上最悪の闇の魔法使い。孤児トム・リドルが「死の克服」に取り憑かれ、魂を切り裂いてまで不死を求めた男だ。その生い立ちから最期まではヴォルデモートの解説記事に詳しく紹介しているが、悪役として秀逸なのは「愛を一度も知らない」という設定。愛ゆえに戦うハリーとの対比が、シリーズ全体のテーマを背負っている。
「ヴォルデモートより嫌い」と言われた悪役:アンブリッジ

ファンの間で「シリーズで最も憎い悪役」の座に君臨し続けるのが、ピンクずくめの魔法省役人ドローレス・アンブリッジだ。猫の皿に囲まれた執務室で微笑みながら、生徒に自分の血で反省文を書かせる。原作者J.K.ローリングも過去のインタビューで、彼女が自身の嫌いな人物像を注ぎ込んだキャラクターであることを明かしている。派手な魔法より、身近にいそうな「制度をかさに着る意地悪」の方が怖い。アンブリッジの憎まれぶりは、その真理の証明といえる。
最凶の狂犬:ベラトリックス・レストレンジ

デスイーター(死喰い人)の中で別格の存在感を放つのが、ヴォルデモートに心酔する女幹部ベラトリックス。シリウス・ブラックを、そしてドビーを手にかけた張本人であり、ヘレナ・ボナム=カーターの怪演も相まって「愛されてしまう悪役」の代表格になった。最期はウィーズリー家の母モリーとの一騎打ちで散る。あの「うちの娘に手を出すな!」の場面に喝采を送ったファンは多いだろう。
実は悪役じゃなかった人たち
シリーズの醍醐味が「悪役に見えて悪役じゃなかった」面々だ。3作目で凶悪殺人犯として登場したシリウス・ブラックは、ハリーを守る名付け親だった。そして7作かけて敵か味方か分からなかったスネイプは、最後の最後にシリーズ最大の愛の物語を明かす。初見では悪役、2周目では泣ける人。この二重構造があるから、『ハリー・ポッター』は何度でも見返せる。
悪役を知ってから見直すと、もう一度楽しい
悪役の正体を知ってから見直すと、序盤の何気ない場面に伏線が山ほど仕込まれていることに気づく。クィレル先生のターバン、日記に興味を示すルシウス、マッド-アイの水筒。どの作品で誰が敵だったかをおさらいしながら、映画を見る順番の解説記事とあわせて2周目の旅に出てほしい。(フロントロウ編集部)
















