コメディアンのクリス・ロックが、米『GQ』の「メン・オブ・ザ・イヤー」の表紙インタビューで、19年間連れ添った元妻との離婚を振り返り、自分に非があったことを認めた。2022年のアカデミー賞授賞式で起きた平手打ち事件についても、短く言及している。(フロントロウ編集部)
離婚のあとに待っていたもの
元妻マラーク・コンプトン=ロックとの結婚生活は19年間に及んだ。インタビューでここ数年の出来事について聞かれると、クリスはまず離婚の話から切り出した。
「円満な離婚なんてありません。だから時間がかかる。離婚が成立したら、以前ほどお金が残っていないから、本気で稼がなきゃいけない。それでツアーに出る。1回じゃなくて2回。スタンダップコメディをたくさんやって、生活を立て直す。そこにパンデミックやら何やらが重なりました」
そのうえで、結婚生活が破綻した責任は自分にあったと認めている。「僕はいい夫ではありませんでした。ポルノをたくさん見ていた。いまはもう見ていません。この5、6年は一度も」
8時間の検査で判明したこと
自分の何が問題なのかと悩んでいた頃、友人から何気なく言われたひと言をきっかけに、クリスは丸8時間に及ぶ認知機能の検査を受けた。ポルノを見るのをやめようとしていた時期と重なっていたという。
検査の結果、非言語性学習障害(NVLD)と診断された。現在は、NVLDへの対応を支援する専門家と、別のセラピストの2人からサポートを受けている。
セラピーに通い始めた頃のことを、こう振り返っている。「私生活がうまくいっていなかった、とだけ言っておきます。だから泣きながら駆け込みました。『いったいどうなってるんだ』って」。セラピーに終わりはなく、「ずっと続けるもの」だとも話している。
平手打ち事件は「もう前に進みたい」
2022年3月のアカデミー賞授賞式で、クリスはステージ上でウィル・スミスから平手打ちを受けた。事件の数カ月後には、「僕は被害者じゃない」と語っていた。
あれから4年余り。今回のインタビューでは、多くを語ろうとはしなかった。「ある出来事が起きた。いいことではなかった。もう前に進みたいんです。あの事件の前からいいキャリアを築いてきたし、あの一件がこの先ずっとついて回ることも理解しています」
そして、いま注目してほしいものをこう語った。「ネタはある。脚本もある。映画の脚本も、テレビ番組も。本も書いています。世に送り出したい作品が山ほどあるんです。見てほしいのはそっちで、あのとんでもない一夜じゃない」
クリスが監督を務めた4作目の映画『Misty Green(原題)』は、A24の配給で10月に劇場公開され、米時間11月9日からNetflixで配信される。


















