アイウェアブランドのGENTLE MONSTERが、ホアキン・フェニックスを主演に迎えた「Intelligent Eyewear」のキャンペーンフィルムから、ティザー映像を公開した。監督はジョナサン・グレイザー。(フロントロウ編集部)
映画畑の俳優と監督が、アイウェアの広告で組んだ
サングラスとメガネのブランドとして知られるGENTLE MONSTERが、新コレクション「Intelligent Eyewear(インテリジェント アイウェア)」の発売を前に、キャンペーンフィルムの予告にあたる映像を届けた。カメラの前に立つのはホアキン・フェニックス、メガホンをとるのはジョナサン・グレイザー。俳優と映画監督という、どちらも映画の世界の人間がタッグを組んだ広告だ。
ブランドが掲げるのは、ファッションとテクノロジーを掛け合わせた新しいアイウェアの姿。ただし今回のフィルムは、製品の機能を一つずつ説明するタイプの広告ではないという。物語の中にテクノロジーを溶け込ませる、映画に近いつくりを選んだ。
見知らぬホテルに迷い込んだセールスマン
ホアキンが演じるのは、一人のセールスマン。訪れたのは見覚えのないホテルで、館内にはどこか落ち着かない空気が漂っている。出会う人物は理解しがたく、出来事は先が読めない。そうして時間がたつうちに、彼が当たり前だと思っていた現実のルールが少しずつほどけ、夢と現実の区別がつかない世界へと入り込んでいく。
物語の山場は、赤く染まった廊下の先。正体の分からない存在と向き合った彼は、「Intelligent Eyewear」を通して相手の言葉を理解し、思いがけないかたちで会話を始める。メガネが“別の世界とつながる橋”として登場するわけだ。
グレイザー監督が描く、抑えた緊張とユーモア
グレイザー監督は、張り詰めた空気を抑えたトーンで保ちつつ、予想を裏切る展開と少し奇妙な笑いを差し込んで、ありふれた空間を非現実的な場所に変えていく。ホアキンは、戸惑いと好奇心、怖さと喜びのあいだを行き来する男の感情を、細やかな演技で見せる。
理解し合えなかった相手と言葉を交わし、予測できない状況のなかで新しい関係を築いていく。そんな体験を通して、テクノロジーが人にもたらす可能性を描くのが、このキャンペーンの狙いだ。
GENTLE MONSTERは、大胆なシルエットと精巧なディテールのアイウェアに加え、アートのようなビジュアルキャンペーンや、空間演出に凝った旗艦店でも知られてきた。その表現の延長にあるのが、今回の「Intelligent Eyewear」。ティザーの先に待つ本編で、ホアキンのセールスマンがどんな旅をたどるのか、続報を待ちたい。




















