FRONTROW

「笑ってしまうほど、もう限界。」A24が描く“極限ワンオペ地獄”――賞レース総なめ映画『ワンオペレーション』日本上陸

FRONTROW Press
BY FRONTROW Press
「笑ってしまうほど、もう限界。」A24が描く“極限ワンオペ地獄”――賞レース総なめ映画『ワンオペレーション』日本上陸

世界の映画祭と賞レースがこぞって注目した“極限ワンオペ”映画が、いよいよ日本に上陸する。『ワンオペレーション』は、ベルリン国際映画祭銀熊賞、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞し、米アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた衝撃作だ。

物語の主人公リンダは病を抱える娘の世話をしながらセラピストとして働く母親だ。育児、仕事、生活、そのすべてを一人で背負う日常は、誰かにとっては見慣れた光景かもしれない。しかし本作が描くのは、忙しさの果てに訪れる派手な破滅ではない。小さな違和感と疲労が積み重なり、気づけば心と現実の境界が崩れ始めている。その過程が容赦なく観る者の感覚に食い込んでくる。

監督・脚本を務めたメアリー・ブロンスタインは、自身の実体験と心理学的知見をもとに、主人公の視点に徹底的に寄り添う演出を選んだ。カメラは逃げ場を与えず、観客はリンダの呼吸と同じリズムで物語を体験することになる。その没入感は、観賞というよりも試練に近い。

リンダを演じるローズ・バーンは、叫びも誇張もない演技で、限界に追い込まれた母親の内面を表現した。その姿は各国の映画祭で高く評価され、キャリア最高峰との呼び声も高い。共演のコナン・オブライエンやエイサップ・ロッキーが加える歪んだユーモアも、本作の緊張感を際立たせている。

製作はA24。恐怖と笑いが背中合わせで進行する語り口は健在だ。『ワンオペレーション』は、現代社会に生きる誰もが他人事ではいられない“限界”を突きつける。

■STORY
家事と育児、セラピストの仕事に追われるリンダは、原因不明の病を抱える幼い娘の世話に追い詰められていた。顧客の患者
への対応、娘の担当医からの叱責、出張中の口うるさい夫からの電話──休まる暇もない日々の中、自宅アパートの天井が
突然崩落し、娘とともに海辺の格安モーテルへ移り住むことに。誰にも頼れない孤独のなかで限界を迎えた彼女は、思いもよ
らぬ事態へと飲み込まれていく──。

■CREDIT
監督・脚本:メアリー・ブロンスタイン
出演:ローズ・バーン、コナン・オブライエン、エイサップ・ロッキー、ダニエル・マクドナルド
2025 年/アメリカ/英語/113 分/2.39:1/5.1ch/カラー/原題:If I Had Legs I’d Kick You/日本語字幕:堀上
香/配給:東京テアトル、シンカ

▼作品コピーライト
© 2025 Legs Film Rights LLC. All Rights Reserved.


公式サイト: https://synca.jp/oneoperation/ 公式 X:@SYNCACreations

9 月18 日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

MORE

FEATURE

RECOMMEND