コロンビア出身のレゲトン・スター、フェイドが新作EP『EL GREEN PRINT: La Saga (Disc 2) – EL CLUB DE LAS 19 FLORES』を配信リリースした。2019年のEP『19』以来、ファンが待ち続けてきた「19」の物語の続きだ。(フロントロウ編集部)
「19」は、フェイドの人生そのもの
タイトルに入った「19」は、フェイドにとってただの数字ではない。自身の誕生日、キャリアの転機となった年、さらに初期のヒット曲の数々を書き上げたアパートの部屋番号と、節目ごとにこの数字がついて回ってきた。2019年にリリースしたEPのタイトルも『19』。今回のEPは、その数字へのオマージュとして名づけられている。
愛称“Ferxxo(フェリチョ)”のイメージを形づくってきたサウンドに立ち返りながら、自身が築いてきたクリエイティブの世界をさらに押し広げた内容になっている。

YandelやBad Gyalら7組のゲストが参加
EPプロジェクト『EL GREEN PRINT』の第2章となる本作は全8曲。Vicente García、Bad Gyal、Baby Ranks、Divino、Pirlo、El Americano 4KT、Yandelと、ラテン音楽シーンのアーティストたちが参加している。
収録曲は次のとおり。
- A XON DE QUE – Feid
- BORRAXXO Te Esperaré – Feid Ft Vicente García
- PARADIXE – Feid, AMERICANO 4KT & PIRLO 420
- SE PUSO FEO – Feid, Divino & Baby Ranks
- HAXTA EL DIA FINAL – Feid
- DE DIOR XL – Feid & BAD GYAL
- TIEMPO SIN VXRTX – Feid & Icon
- PENXAMIENTOS DE MADRUGADA – Feid & Yandel
リリースのタイミングも絶妙だ。フェイドは2026年のラテン・グラミー賞で「Best Urban Performance」「Best Reggaeton Performance」「Best Rap/Hip Hop Song」の3部門にノミネートされたばかり。授賞式を前に、勢いに乗った新作となる。
J・バルヴィンのヒット曲も手がけた実力派
フェイドは1992年、コロンビアのメデジン生まれ。子どものころからクラリネットを習い、大学では合唱団で歌声を磨いた。その後レゲトンやアーバン・ミュージックの道に進み、プロデュースからピアノ、ギターまでこなすマルチな才能を発揮している。

ソングライターとしても、J・バルヴィンのヒット曲「Ginza」を書いたほか、クリスティーナ・アギレラら大物の楽曲にも携わってきた。自身の作品では、伝統的なペレオのリズムにダークでひんやりとしたシンセサイザーやR&Bの空気を混ぜ合わせたスタイルが持ち味。ロマンティックな歌詞に地元のスラングを織り込むのもフェイドらしさだ。
2022年のブレイク作『FELIZ CUMPLEAÑOS FERXXO TE PIRATEAMOS EL ÁLBUM』ではエレクトロニックに挑み、「Nieve」などテックハウス寄りのヒットを生んだ。2023年にはアフロビーツのスター、Remaと組んだ「BUBALU」で、ジャンルの境界を越えたトロピカル・ポップを聴かせている。
『EL GREEN PRINT: La Saga (Disc 2) – EL CLUB DE LAS 19 FLORES』は、各音楽ストリーミングサービスで配信中。

















