スウェーデン出身のシンガー、ザラ・ラーソンが、自身の楽曲「Midnight Sun」をホワイトハウスがICE(移民・関税執行局)による拘束の様子を収めた動画に使用したことに対し、悲しみと怒りを表明した。(フロントロウ編集部)
19秒の動画に「終わらない強制送還」
ホワイトハウスの公式TikTokアカウントが投稿したのは、約19秒の短い動画。「終わりなき強制送還(Never ending deportations)」というキャプションとともに、手錠や足かせを着けられた十数人の男性をICE職員が拘束する様子が映し出されていた。そのBGMとして使われたのが、ザラ・ラーソンの楽曲「Midnight Sun」。歌詞に登場する「never ending midnight sun」にかける形で使用されていた。
「本当に非人間的」
ザラは自身のTikTokで動画に反応し、額の前で「L」の文字を作るジェスチャーを見せた後、「これを見て本当に悲しくなった。胸が重くなる」と心境を吐露。さらに、動画に映っている人々について「私たちとそれほど違わない」と訴え、動画を「本当に非人間的」と批判した。
また、「Midnight Sun」は自然や宇宙、人々とのつながりを感じることを歌った楽曲だと説明し、今回の動画について「人々の間に大きな分断を生み出している」と指摘。最後には動画を制作した人々に対し、「あなたたちは本当に最低」と怒りをあらわにした。
今回が初めてではない。今年初めにも、ホワイトハウスはドナルド・トランプ米大統領が踊る動画にザラのヒット曲「Lush Life」を使用し、「WE LOVE ICE and our law enforcement!」などのメッセージを表示していた。これはザラがInstagramストーリーズで移民やトランスジェンダー、クィアの人々などへの支持を表明し、「ICEが大嫌い」と投稿したことを受けたものだった。
ホワイトハウスによる移民政策関連のSNS投稿をめぐっては、ザラ以外にもアリアナ・グランデやサブリナ・カーペンターらが、自身の楽曲が使用されたことに相次いで反発している。


















