『ラスト・サバイバー』の飛行機、藤岡弘、は「同じ機種を操縦していた」


88歳のリドリー・スコットが“世界の終わり”の撮り方を語ったメイキング映像の解禁から10日あまり。『ラスト・サバイバー』の公開が8月28日(金)に迫るなか、東京・神田明神に藤岡弘、と4人の子どもたちが集まった。大ヒット祈願の席で父が明かしたのは、劇中に出てくる小型機についての記憶だった。(フロントロウ編集部)
「全く同じ機種を操縦をしていた」
映画の宣伝を担当するフラッグによると、大ヒット祈願イベントは8月24日に神田明神で開かれ、藤岡弘、、天翔愛、藤岡真威人、天翔天音、藤岡舞衣の5人がサバイバルの装いで登壇した。御神殿で厳かにご祈祷を執り行なったあと、舞台を境内に移してトークセッションが始まった。

本作の舞台は、謎のパンデミックで人口の90%が死滅し、人間性を失った“狂った生き残りたち”が奪い合い殺し合う荒廃した終末世界。わずかな希望を追い求める主人公ヒッグをジェイコブ・エロルディが、元軍人のバングリーをジョシュ・ブローリンが演じる。原作はピーター・ヘラーの小説「ドッグ・スターズ」だ。
劇中でヒッグは小型機セスナを操り、荒廃した大地の上を飛ぶ。この描写に食いついたのが、陸海空の免許を持つことで知られる藤岡弘、だった。「実は、劇中にでてきたセスナと全く同じ機種を操縦をしていたんです。そのころのことを思い出してグーっとしました」。
さらにジョシュ・ブローリンの芝居についても、「軍人としての一つ一つの演技が本当に素晴らしく、またセスナ機の操作の方法もリアルに再現されていて、実践で生き抜いてきた軍人の描写を、細かいところまで演出しているリドリー・スコット監督にも素晴らしいと思いました」と続けた。

子どもたちが本編に見た、若い頃の父
興味深いのは、子どもたち4人が口をそろえて「父を思い出した」と語ったことだ。天翔天音は「まるで若いころの父を見ているかのような作品でした」と切り出し、日本最速のIMAX試写会に父と参加した際、鑑賞中の弘、が目をキラキラさせながら「いやあ、懐かしいなあ」と語りかけてきたと明かした。
天翔愛が挙げたのも飛行シーンだ。ヒッグがエンジントラブルのなかで緊急着陸したり、エンジンを切って基地へ接近したりする場面を見て、父がアメリカで国際パイロット免許を取った時に「実際にエンジンを切った状態で着陸をする」訓練をしていたと聞かされていたことを思い出したという。
藤岡真威人は、幼い頃から「人生はサバイバルだ、いざという時に備えておけ」と耳にタコができるほど言われてきたと振り返る。サバイバル描写のある映画にはいつも厳しい父が、本作だけは「リアルな劇中のサバイバル描写がすごかった!」と大絶賛し、帰宅後もフィードバックが止まらず「本当に寝させてもらえなくなって(笑)」と会場を沸かせた。18歳の藤岡舞衣は、絶望的な状況でも希望を捨てない主人公の姿から「すごい刺激をもらいました」と話した。
絵馬に書かれた、藤岡家の5つの家訓
トークセッションの後半では、事前に記入した特製絵馬パネルで「藤岡家の家訓」を発表する企画が用意された。天翔天音が「逃げるな」、藤岡真威人が「負けるな」、藤岡舞衣が「あきらめるな」、天翔愛が「挑み続けろ」と掲げていき、最後に父・藤岡弘、が「屈するな」と自らの絵馬を掲げた。
弘、はこの言葉について、「私もこの言葉に支えられて生きてきました。先祖から受け継いだ大きな宝物です」とコメント。締めくくりには「何が起きてもおかしくないこういう時代に観てほしい内容です。人生はサバイバル。生きて生きて生き抜いていく大切さを伝えてくれる本作は皆さんの大きな宝になる作品だと思います」と語り、拍手が沸き起こった。
ちなみに、藤岡家でサバイバルをするなら誰が何の役割かという問いに、弘、は愛を「足」、天音を「目と耳」、真威人を「頭脳」と割り振り、末っ子の舞衣は「癒しの天使だね(笑)もしくは弾薬補給係だ」。自身は「心(マインド)」で「すべての指揮をとる、一家の最後の決め手だな」と締めている。
映画『ラスト・サバイバー』は8月28日(金)より全国公開。















