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「固定された”東京スタイル”がない」。バナナ・リパブリックが4人と撮った東京

FRONTROW Editorial Dept.
BY FRONTROW Editorial Dept.
「固定された”東京スタイル”がない」。バナナ・リパブリックが4人と撮った東京
画像提供:バナナ・リパブリック

バナナ・リパブリックが、FALL 2026のグローバルキャンペーン「Tokyo Street Style」を9月3日にローンチ。日本を拠点とする4名のクリエイターが登場し、線路脇や交差点でそれぞれの秋を着こなしている。(フロントロウ編集部)

パリにもミラノにもある「暗黙のルール」が、東京にはない

1978年、カリフォルニアでジャーナリストとイラストレーターが立ち上げたバナナ・リパブリックは、旅する人のためのアウトフィッターとして始まった。そのブランドがグローバルキャンペーンの舞台に選んだのが、東京だ。9月3日に公開された「Tokyo Street Style」には、日本を拠点に活動する4名のクリエイターが出演している。

ファッションディレクターの西口修平さん、モード誌やファッションメディアで活躍するスタイリストの濱本愛弓さん、京都を拠点とするシンガーソングライター兼モデルのセーラ ヘミさん、そして日本と海外を行き来するモデルの鈴木大志さん。撮影地は踏切脇や交差点、ビルの谷間といった、飾り気のない東京の路上だ。

このキャンペーンで一番おもしろい答えを出したのは、西口さんかもしれない。ヨーロッパをよく訪れるという西口さんは、「パリにはフランスの、ミラノにはイタリアの、ロンドンにはイギリスの、それぞれ装いに独自の暗黙のルールやスタイルが存在しているんです」と前置きしたうえで、こう続けている。

「一方で日本には、固定された『東京スタイル』みたいなのがない。むしろ、多種多様なファッションをそれぞれが自由に楽しんでいて、それが僕は東京が一番素晴らしいと感じていますし、それこそが東京のスタイルだなと思っています」

バナナ・リパブリックのFALL 2026グローバルキャンペーン「Tokyo Street Style」に出演する4名のクリエイター
画像提供:バナナ・リパブリック

「着心地」「クロップド丈のトレンチ」「ボーダーのニット」

残りの3人が語ったのは、もっと手ざわりのある話だ。濱本さんは服を選ぶ基準について、年齢を重ねるにつれてシンプルだからこそ「着心地が良いもの」に価値があると分かるようになってきた、と説明する。購入時にとても重視しているのは着心地とシルエットの良さだという。

コレクションのなかで惹かれた一着を聞かれたセーラ ヘミさんが挙げたのは、クロップド丈のトレンチコートだった。「着た瞬間にちょっと自信が持てるというか、気分が上がるんです。カジュアルなのに洗練された雰囲気もあって、そのバランスがすごく好きです」。袖にゆとりがあるのでそのままでもまくってもよく、ジュエリーやミニバッグを足せばドレスアップもできる、というのが彼女の見立てだ。

鈴木さんが選んだのは、ブラウンに黒のボーダーが入ったニットのルック。バレルシルエットのパンツと合わせた組み合わせについて、「都会的な雰囲気があって、東京の街並みにも映えそうですし、これを着て街に出かけるだけですごく気持ちが高揚しそうなルックだと思います」と話している。

ユーティリティ、テーラリング、デニムの3本柱

FALL 2026のコレクションが軸に据えるのは3つ。ブランドのヘリテージを現代的に読み替えた「ユーティリティ」、端正な仕立てと着心地を両立させた「テーラリング」、そして本格的な風合いとモダンなシルエットの「デニム」だ。キャンペーンのルックでも、ウールブレザー(4万2,000円)にキュロットパンツ、ショートトレンチ(3万8,000円)にワイドレッグデニム、といった具合に、テーラードとデニムが同じ画面のなかで行き来している。

8月には福士リナを起用したFALL 2026のキャンペーンでも東京を撮っていたバナナ・リパブリックだが、今回は4人ぶんの視点を並べる構成に切り替えた。あわせて、新作コレクションと「Tokyo Street Style」の世界観を紹介する冊子「Banana Magazine」の配布も全国のレギュラーストアで始まっている。コレクションは全国のバナナ・リパブリックストアと公式オンラインストアで随時発売中。価格はすべて税込。

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