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コーネリウス・ファッジとは?無能と言われる魔法大臣の失脚とその後

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BY FRONTROW Editorial Dept.
コーネリウス・ファッジとは?無能と言われる魔法大臣の失脚とその後
画像:FRONTROW編集部

コーネリウス・ファッジは、『ハリー・ポッター』に登場する魔法大臣だ。ハリーが入学したころから魔法界のトップを務めたが、ヴォルデモートの復活を最後まで認めず、ダンブルドアやハリーを攻撃したことで「無能な大臣」として知られる。この記事では、ファッジの人物像、シリーズでの歩み、なぜヴォルデモートの復活を否定したのか、失脚とその後、そして演じた俳優までを解説する。

コーネリウス・ファッジとは?

1990年から1996年まで魔法界を率いた魔法大臣

項目内容
英語表記Cornelius Fudge
役職魔法大臣(1990年〜1996年)
前職魔法省 魔法事故惨事部の次官
トレードマークライムグリーンの山高帽、ピンストライプのマント
後任ルーファス・スクリムジョール
主な登場作品『賢者の石』(名前のみ)〜『謎のプリンス』
映画で演じた俳優ロバート・ハーディ

原作によると、ファッジは魔法事故惨事部の次官から魔法大臣に上りつめた人物だ。ずんぐりした体格に、ライムグリーンの山高帽がトレードマーク。就任当初は、何かにつけてダンブルドアに手紙を送って助言を求めていたとされ、ハグリッドは『賢者の石』で、ファッジをへまばかりの頼りない男だと評している。

ファッジはどんな人物?

人当たりはいいが、保身と体裁を何より優先する政治家

ファッジは、決して根っからの悪人ではない。『アズカバンの囚人』では、マージおばさんを風船のようにふくらませてしまったハリーを、漏れ鍋で温かく迎え、お咎めなしにしている。ハリーに対して親切な大人として登場するのだ。

しかし、その親切さの裏には、「生き残った男の子」を大切に扱って評判を守りたいという計算もあった。ファッジの最大の弱点は、不都合な真実から目をそらし、自分の地位と魔法省の体面を何よりも優先してしまうことだ。

作品ファッジの主な行動
『秘密の部屋』「念のため」として、無実のハグリッドをアズカバンへ連行する
『アズカバンの囚人』ハリーを不問にする一方、ホグワーツにディメンターを配置する
『炎のゴブレット』連れてきたディメンターがクラウチ・ジュニアの魂を奪う。ヴォルデモートの復活を否定
『不死鳥の騎士団』日刊予言者新聞でハリーとダンブルドアを攻撃し、アンブリッジをホグワーツに送り込む
『謎のプリンス』大臣を退き、マグルの首相との面会にスクリムジョールを連れて現れる

なぜヴォルデモートの復活を認めなかった?

平和な時代と自分の地位を失うのを恐れたから

『炎のゴブレット』の終盤、ハリーはヴォルデモートが復活したと訴え、ダンブルドアもそれを裏づける。しかしファッジは、証言を頑として受け入れなかった。唯一の証人になりえた死喰い人バーティ・クラウチ・ジュニアは、ファッジが連れてきたディメンターに魂を奪われ、話せなくなってしまう。

ファッジが復活を認めなかったのは、13年間続いた平和を壊したくなかったからであり、何より、ダンブルドアが自分の地位を狙っているのではないかと疑っていたからだ。ヴォルデモートの復活を認めることは、自分の治世の失敗を認めることでもあった。ファッジは真実よりも、自分が信じたい現実を選んだのだ。

『不死鳥の騎士団』で何をした?

新聞でハリーを「嘘つき」扱いし、アンブリッジを送り込んだ

『不死鳥の騎士団』のファッジは、ヴォルデモートの復活を訴えるハリーとダンブルドアを徹底的に攻撃する。日刊予言者新聞を通じて、ハリーを目立ちたがりの嘘つき、ダンブルドアをもうろくした老人であるかのように描かせ、2人の信用を失墜させようとした。

さらに、ディメンターに襲われて守護霊の呪文を使ったハリーを、未成年魔法使いの規則違反として大法廷で裁こうとする。そして、上級次官のドローレス・アンブリッジをホグワーツの教師として送り込み、学校への支配を強めていった。アンブリッジの横暴は、ファッジの後ろ盾があってこそのものだった。

ファッジはなぜ失脚した?

魔法省でヴォルデモートを目撃し、辞任に追い込まれた

『不死鳥の騎士団』の終盤、魔法省の神秘部での戦いのあと、ファッジはついにアトリウムでヴォルデモート本人の姿を目撃する。もはや否定しようのない事実を突きつけられたファッジは、ヴォルデモートの復活を公に認めざるを得なくなった。

1年近くも真実を隠し続けた責任を問われたファッジは、魔法界から辞任を迫られ、大臣の座を追われる。後任には、闇祓い局の局長だったルーファス・スクリムジョールが就いた。

ファッジのその後は?

大臣を退き、後任スクリムジョールの相談役になった

『謎のプリンス』の冒頭では、ファッジが大臣として何度も顔を合わせてきたマグルの首相のもとに、最後の訪問をする場面が描かれる。ファッジはそこで自分が辞任したことを告げ、後任のスクリムジョールを紹介した。原作によると、ファッジは大臣を退いたあとも、相談役として魔法省に残ったとされている。

演じた俳優ロバート・ハーディとは?

英国の名優で、2017年に91歳で亡くなった

映画でファッジを演じたのは、英国の名優ロバート・ハーディ。『秘密の部屋』から『不死鳥の騎士団』まで出演し、人当たりのよさと保身に走る小心さを絶妙に演じ分けた。英国ではテレビドラマ『ヘリオット先生奮戦記』のジークフリード役でも親しまれた俳優で、2017年に91歳で亡くなっている。シリーズの亡くなった俳優たちを振り返る記事でも紹介している。

まとめ:コーネリウス・ファッジの要点

  • 1990年から1996年まで魔法界を率いた魔法大臣。ライムグリーンの山高帽がトレードマーク
  • 人当たりはいいが、保身と魔法省の体面を何より優先する政治家
  • 平和と自分の地位を失うのを恐れ、ヴォルデモートの復活を認めなかった
  • 新聞でハリーとダンブルドアを攻撃し、アンブリッジをホグワーツに送り込んだ
  • 魔法省でヴォルデモートを目撃して辞任。後任はスクリムジョール

ファッジの失敗は、悪意よりも「見たくない現実から目をそらす弱さ」が招いたものだった。だからこそ彼は、ハリポタの中でもっとも身近で、もっとも現実的な「敵」のひとりなのかもしれない。(フロントロウ編集部)

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